警告!今、娘たちが危ない!摂食障害予防講座

服部織江 はっとりおりえ

「元気の種」代表
公認心理師
ブリーフセラピスト(短期心理療法家)

想定する対象者

中高生の保護者、教職員、食育関係者の方

提供する価値・伝えたい事

一般に拒食症・過食症と言われる「摂食障害」について、昨今若年女性の大幅な増加が指摘されています。
年齢層では、神経性無食欲症(以下拒食症)は10代、神経性大食症(以下過食症)は20代が多く、10代の占める割合が年々増加し、若年発症の傾向が進んでいます。
摂食障害全体では、1980年からの20年間に約10倍の増加が見られ、特に1990年代後半の5年間だけで、4〜5倍と急増しています。しかも、これらは進んで医療機関を訪れている人の数字であるため、実際にはもっと多いと推定されています。
その要因として、近年の日本における「やせを賞賛し、肥満を蔑視する」という影響と、情報化された社会背景が大きいと言われ、そのため心理的特徴として、体重や体形へのこだわりや不満があり、過度のダイエットが引き金となっているケースがほとんどです。
~予防に関して~ 摂食障害は「食行動の障害」であるため、他の精神疾患に比べ知識により予防可能な疾患です。
低年齢化しているとは言え、中学生の発症率が他に比べて高いわではありません。しかしながらその「予防」となると、発症リスクが高まる高校生、大学生などの20代の前半に移行前段階である中学生に向けてが、最も有効であると言われています。
また健康人においても、過剰な食事制限によって、抑うつ、不安、過敏性、易怒性などの心理的変動が起きる可能性があります。
個人対応ではなく、男女共に集団として同様の知識を得ることにより、友人相互関係での予防効果も見込まれると考えます。

内 容

摂食障害ってどんな病気? 〜その心理的・行動的特徴
   拒食症-制限型、むちゃ食い排出型
   過食症-排出型、非排出型
なんでそうなるの? 〜その社会的・心理的要因
   ダイエット結果の報酬というキッカケなど
そうなったら、どうなるの? 〜その社会的・心理的影響
そうならないために、どうすればいいの?
   なりやすい特徴
   気をつけること
    正しいダイエット〜カロリーよりも栄養素など

根拠・関連する活動歴

訪問専門のブリーフセラピスト(短期療法家)として、数々の個人および家族が抱える問題の一番近いところで心理臨床活動を重ねてきた。女子高生や若い女性の摂食障害のケースは、公に挙げられている数とは比べ物にならないほどおり、またそれらの依頼を多く受け解決の実績を持つ。
予防可能にもかかわらず、子どもたちにはなされておらず、細さへの憧れからダイエットに走る少女たちは後を絶たない。

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