「OYAIKU(親育)~子育てコーチングのススメ~」

山上敏樹 やまがみとしき

特定非営利活動法人子どもアイデア楽工理事長
イキイキワクワクおとな塾 塾長

想定する対象者

大人になるには子どもからの蓄積が大切!
でも、親になるには、子育てしながら親の自覚が芽生えてきます。
子どもが1歳ならば、親も1歳!!
子どもが5歳ならば、親も5歳!!
つまり、いつまで経っても不安になるのは当然!
特に三世代同居していない核家族の子育ては協力者が少ないため、より一層ストレスがたまります!
そこで、孤立ママや子育てに不安を感じている方々に選択肢の一つとして、子育てコーチングとして「子どもの能力の引き出し方」をわかりやすくお話します。

塾に通っても三重は43位、塾に通わなくても秋田は1位!
これは全国学力テストの成績ですが、通塾率では三重は7位で秋田は最下位でした。その乖離に興味を持ち検証したところ、さらに皮肉な結果が浮き彫りになりました。
何のために塾に通わせているのか?
それを切り口にして、保護者向けの子育てコーチングのススメをわかりやすく課題を抽出して、解決策や対応方法を伝えていきます!

提供する価値・伝えたい事

秋田が上位で三重が下位を調べると、全国体力テストや早寝早起き率・朝食摂取率・自宅学習率・スポーツ活動率も同様でした。一方で、長時間のテレビ視聴率・ゲームプレイ率・ネット利用率など受動体験の高い県が三重で秋田は下位でした。つまり、秋田は規則正しい生活を送り、三重は不規則な中で暮らしていることになります「秋田の子供はなぜ塾に行かずに成績がいいのか」浦野弘著 (講談社プラスアルファ新書)」には、かつての日本の生活様式がかろうじて残っていると書かれています。実は、秋田には「三間」が存在しています。三間とは、能動的な「時間・空間・仲間」を重要視した基本的な生活習慣です。それを愚直に家庭や地域・学校で取り組んでいると思います。 ゆとり教育がダメだったと批判する人がいますが、私は家庭教育の崩壊こそが最も学力低下に直結していると感じています。孤立と多忙の中で、テレビゲームやスマホなど受動体験が増加する一方、子どもの社会力を鍛える外遊びが減退し、探究心や協調性・自立心が低下するとともに、いじめやキレる子どもが激増する傾向にあります。そこで、私は桑名市多度町にある廃校になった小学校を借り受けて、遊びながら学ぶ「キッズ・エデュテインメントプログラム」を提唱し、健全な子どもの育成塾「子どもアイデア楽工」を設立しました!Hondaの遊園地企画で培ったノウハウを活かし、楽しく面白く夢中になって遊びながら学ぶ能動体験型学習法(Edutainment program)を考案いたしました!「学ぶ」の語源は「真似ぶ(まねぶ)」であり、educationはeduce(引き出す)が語源とされています。つまり、憧れから真似ることによって、能力を引き出すと解釈し、子どもアイデア楽工では、一人ひとりの個性を伸ばすために、様々な実体験を通じて、モノづくりへの興味の醸成を図り、認め合い、褒め合うことで、コミュニケーション能力、自己肯定感、思いやりなどが芽生えてきます。具体的には、2つのソウゾウリョク(夢を描く想像力…イマジネーションと夢を具現化する創造力…クリエーション)を鍛えるためのカリキュラムとして、国語力や英語力向上を図る「子ども英語劇」・おふくろの味の伝承と食育の「キッズクッキング」・仮装大賞やロボットコンテストに参加する「モノづくりファクトリー」・五感の知覚を刺激し体と脳を発達させる「外遊ベンチャー」・気づく力としなやかな感性を磨く「理科実験室」など、子どもたちがイキイキワクワクするワークショップ形式で授業を進めています。その進め方として、質問力や承認力など、コーチングスキルを用いて「引き出す」方法を伝えていきます。

内 容

1.「文科省が発表している「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」の過去実績を分析してみたところ、興味ある傾向が浮き彫りになってきた。 
2.全国学力テストでTOPは秋田県、福井県、石川県と日本海側が上位を占める。特徴として稲作が盛んで大家族が広い家に同居し、母親が働いている地域で正答率が高く、核家族は正答率が低いことが分かる。つまり、かつての日本の生活様式が残る農村型安定社会の方が正答率が高いと言える
3.【S-HTP描画テスト】人の心の内面を絵から読み取る心理テストから1981年と1990年代後半を比較して、表現力や統合的・要素の羅列など、どんどん稚拙になっている実情を伝える。
4.ゲーム脳??ネトゲ廃人??子どもの健全な成長に必要なものは家族や友達との外遊びの実体験が重要だということを脳科学の知見で前頭葉の役割を伝える。
5.母親と子どもの環境を今昔物語風にわかりやすく伝える。たとえば、母親の環境では昔(昭和中期まで)は家族は祖父母と同居し、近所付き合いが当たり前だった。育児に関する相談や子どもの面倒を地域社会や祖父母が協力しあっていた。イマは…
6.未来を担う子どもたちが健全な成長をするために必要なものとは・・・実社会に出た時に役に立つ人材になるために、おもいやり、他者理解、自己肯定感を高め、自発的に行動し、物おじせずに自分の意見をはっきりいえる人間力を身につけること
7.ないものねだりではなく、あるものみがき現有資源を最大限に活かす秘訣を暴く!
8.遊びながら学ぶとは?Edutainment…「教育(education)」と「娯楽(entertainment)」夢中になって遊ぶことによって、物事への探求心が芽生え、 「もっと深く学んでみたいことがある」といった物事に対する意欲や関心が高まる。教育(EDUCATION)の語源(EDUCE)という言葉の本来の意味は、「教え込む」ということではなく、「引き出す」こと。その人の「個性・能力・可能性・勇気」を引き出すことこそ教育である。
また、学ぶの語源は「真似ぶ(まねぶ)」と言われており、憧れから真似ることによって、探求心が旺盛になってくる。最後に、子どもとの関わり方をフィンランド教育・モンテッソーリ教育・シュタイナー教育、松下村塾など、多くのコーチングスキルを用いてわかりやすく紹介していきます。

根拠・関連する活動歴

H25年度 三重県PTA連合会家庭教育委員会第3回講演会「ないものねだりではなく、あるものみがき」
http://www.mie-pta.com/diary/diary.cgi

紀南PTA連合会総会&山上敏樹さん講演会「イマの子どもに何が必要なのか」
http://kumadoco.net/event/view.php?year=2014&month=6&area_flg=7

第32回全国青年保育者会議三重大会「遊びながら学ぶ遊園地とは?」の講演
http://www.nippo.or.jp/guide/pdfs/2010/0908-10.pdf

プレジデントファミリー 2010.9.1号『普段は言えない「家族」への言葉』
http://mikke.g-search.jp/QPDT_F/2010/20100901/QPDT07725_0901_2010_0006_01.html
 
プレジデントファミリー 2010.12.1号『小学生から考えよう……親の心得一八問』
http://mikke.g-search.jp/QPDT_F/2010/20101201/QPDT07725_1201_2010_0042_01.html

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