脳科学を活用してリーダーシップを発揮する秘訣

岩崎一郎 いわさきいちろう

脳科学者
医学博士

想定する対象者

経営者、役員、管理職、職場リーダーの方々
労働組合 組合役員の方々(職場委員、分会長、職場代表・・・など代議員の皆さん)

提供する価値・伝えたい事

通常、弊社のマネジメント研修では、脳科学を上手に活用してリーダーシップを発揮する数か月間の実践型トレーニングを実施しておりますが、講演は1時間半ですので、通常のトレーニング研修のエッセンスを凝縮し、マネジメントに役立つリーダーシップの秘訣をお伝えします。
どのような脳の使い方をするとリーダーシップを発揮できるのか、また、それを習慣化するにはどうしたらいいか、などをわかりやすくお話させていただきます。


【講師の岩崎イチロー(脳科学博士)からのメッセージ】
私は子どもの頃から人と接するのが苦手で、一人で黙々とできることを仕事にしようと、日本の大学を卒業後アメリカに渡り、脳科学の研究者になりました。40歳を過ぎ、シカゴのノースウェスタン大学の医学部で准教授をしていた頃、「この無口・口下手をなんとかしたい」と切実に思うようになり、街頭で3000人の見知らぬ人に声をかける『実験』を始めたのです。
毎日、近くのショッピングモールに夕方出かけては、「ハーイ(Hi)」と声をかけるところから始めました。その後「もっと話を続けるにはどうしたらいいか?」「もっと盛り上がる会話をするにはどうしたらいいか?」ということを、脳科学や心理学の原著論文なども紐解きながら仮説を立てて検証していきました。その結果、独自のコミュニケーション理論を元に、会話の早い段階で相手と親しくなれる会話法を開発しました。
日本に帰国後、国際コミュニケーション・トレーニング株式会社を設立し、この会話法をベースとした研修やトレーニングを実施しています。
この会話法は、脳科学で裏付けされた手法なので再現性があります。また、元々できなかった人ができるようになったという経験に基づいて作られているため、トレーニングを積めば誰でも力を発揮することができるようになります。人の脳が持っている力は無限大です。その脳力を鍛えていくことで、人と人との深い絆をつくり、チーム一丸となってビジョンに向かって進んでいく強い組織を作ることに貢献していきたいと思います。

内 容

■リーダーシップとマネジメントの違い
・リーダーシップ:集団を一定の方向に導く影響力、対象:1人ひとり
・マネジメント:組織に秩序と効率をもたらす仕組み、対象:組織全体

■脳は一生、成長を続ける

■人はそれぞれ、脳の使い方にクセがある
 【ワーク】 脳の使い方のクセを調べてみよう!

■脳にはアクセルとブレーキがある
脳のアクセルが活性化すると前向きになる。 【ワーク】 脳の柔軟体操
脳のブレーキを弱め、アクセルを活性化すると、奇跡に近いことが起こる!

■原因論と目的論
・原因論・・・原因に目を向け、悪いところを見つけて直す。
       →機械の故障を直す時などは有効だが、人に使うと、やる気が無くなる。
・目的論・・・目的に目を向け、増やしたいところを見つけて感謝する(褒める、認める)。
     →人の場合、脳のアクセルが活性化されるので、自ら改善しようとする意欲が生まれる。

*対人関係においては、できていないところを指摘して、相手のやる気を削ぐ原因論ではなく、
 その人の良いところを増やす目的論を使って接しよう!

スタッフからのコメント

講演スタイルは、一方的に講演者が話をするのではなく、脳科学者の岩崎一郎が脳科学の理論について話をした後、妻でメンタルコーチの岩崎クレアによる簡単なワークを行うという実践を交えたワークショップ形式です。理論を脳にインプットした後、実際に脳を使ったアウトプットを行うことで、学びが脳に定着しやすい構成になっています。
集合知性を発揮している組織には、集合知性を発揮する脳の使い方ができるリーダーが必要不可欠です。では、集合知性を発揮する脳の使い方とはどのようなものなのでしょうか?本ワークショプは、リーダー向けに、部下の脳のアクセルを活性化する方法、人の才能を伸ばす脳の使い方、未来のイメージを脳にインプットする方法、集合知性の体感ワークなどを交えてお届けします。
(労組担当:紀三井省次)

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