谷五郎のちょっといい話 
~つながり、絆、ともに育む~

谷 五郎 たにごろう

タレント

想定する対象者

一般の方々

提供する価値・伝えたい事

ラジオ番組を通して出会った人々、震災のときに感じた放送を続けることの大切さ。
田舎暮らしで知った、地域のつながり。子育てを通して感じたことなどをお話します。

内 容

■ラジオパーソナリティになったきっかけ~震災の思い出
JA職員からラジオ関西に誘われて38歳で退職し、ラジオ関西でパーソナリティをしています。
ラジオ関西は震災前まではこの須磨区にありました。
20年前の震災当日、わたしは5:30にスタジオに入り新聞をチェックしてました。
最初は机の下に隠れてたが、いったん外に出ました。

近所のビルは崩れて倒壊、JRの踏み切りはチンチンと音が鳴ったまんまの異様な光景でした。
そんな状況の中、ラジオ関西は放送を続ける決断をし69時間放送を続けました。
ファックスで安否確認の情報がたくさん流れてきて、それを読み上げてました。
安否確認の中継場所の役目を果たしたのです。

自転車で西へ東へ行くも結局瓦礫で、自転車に乗れず押しながら歩いて取材をしていますと、公衆電話に「情報はラジオ関西に」と書かれた紙にラジオ関西の電話番号が載っておりました。
その時にラジオは役に立っているんだと確信が持てました。
あれから20年、子どもたちはもちろん、もうしらない人たちもたくさんいますが、これを伝え続けていかないといけません・・・

■地域力、田舎暮らし
宍粟市で田舎暮らしを月に2回行ってます。ゴローハウスと名づけて裏には畑が100坪あります。
地元の方たちと畑をしています。
宍粟市(しそうし)をみんな読めないと地元の方たちは嘆く。あなくりしなどといわれることが多い。
そこで、この宍粟市を知ってもらう為に地域の方々と頑張っています。
ある人は、宍粟市の字をかけるように歌を作り、それをラジオで紹介しました。

宍粟市では学校の統廃合が余儀なくされ、私が校歌作詞を頼まれました。
作曲は応募で決まった小学校5年生の女の子です。
その校歌をみんなが歌っているところで聞かせてもらいましたが久々に感動し涙がとまりませんでした・・・
人口がどんどん減っていく中でも、このように力強くいきている田舎を何とかしたい気持ちでいっぱいです。

■地域で子どもを育てるしくみ、アイデア
「子ども条例」ってご存知ですか?
昭和60年に栃木県国分寺町で誕生したそうです。
児童生徒の推薦は、学校推薦と地域推薦が一般的で、表彰内容は、奉仕賞、健康賞、親切賞、体育賞、学芸賞、勤労賞、ユーモア賞、スマイル賞、特技賞など地方公共団体によって様々。
子ほめ条例の意義は、常に、地域の大人たちが学校とに連携を密にし、子どもたちを見守り、良さを見つけ積極的にほめることを通して、「地域の宝」である子どもの成長・発達を支援することができる条例です。
子どもたちは、自分のよさを多くの人々の前でほめられることによって、ほ自信や誇りをもつことができるようになります。
いいところは、真似をし、それぞれの町で、家庭で、できることが、まだまだたくさんあると思います。

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