「高齢者虐待」防止に役立つジェロントロジーのアプローチ

上田博司 うえだひろし

(一社)アクティブエイジング協会副代表理事
ジェロントロジスト
シニアビジネスシンクロナイザー

想定する対象者

介護にかかわる方々

提供する価値・伝えたい事

介護施設で働く職員や家族を対象に、まだ学問としては認識の薄いジェロントロジーのアプローチを分かりやすく学んでいただきます。

内 容

高齢社会がますます進んでいくなか、介護の重要性と期待が高まっています。一方、介護者が抱える介護ストレスにはいろいろな原因が考えられます。介護施設や介護サービスなどの現場で働く職員は、専門家としてのプライドから介護ストレスなどはあってはならないものという考えが浸透しており、日常業務を通じての様々な要因によって介護ストレスが溜まるにも関わらず、表に出すことをタブー化し、ついには虐待につながってしまう可能性がでてきます。高齢者に関する知識が低い介護職員は、高い介護職員と比較すると、高齢者に対する処遇に関して気疲れやイライラを募らせたり、エイジズムにつながる否定的な情緒的反応を持つことが指摘されています。
高齢社会の様々な課題に取り組めるよう時代のニーズに合わせて生まれたジェロントロジーは、その学際的かつ包括的アプローチによって様々な課題を解決できる人材の育成を支援する学問です。
ジェロントロジーを通じた知識の獲得によって、高齢者や高齢社会を多面的・包括的に捉えることができるようになります。それによって、現在の専門業務に付加価値を与えながら、介護職員の意識改革を促し、介護サービスの質の向上やストレス軽減につなげます。

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