現場におけるヒューマンエラー~大きな事故は小さなヒューマンエラーから~

菅田芳恵 すがたよしえ

社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー
産業カウンセラー、キャリアカウンセラー

想定する対象者

建設会社の方
大きな事故は、ちょっとしたヒューマンエラーが原因の場合が、多いのが現状です。それも知識不足、技量不足の分かりやすい初心者ではなく、ベテランが慢心から起こす面倒な手順の手抜きや経験からの思い込み等、故意である場合がほとんどです。職場の5Sや3Sも大切ですが、安全対策は小さなヒューマンエラーの対策がまずは重要かと思います。

提供する価値・伝えたい事

人間は、家庭から会社に行けばコロッと中身が変わるということはありません。まずは、「家でする失敗は、会社でもする」ということを理解します。つまり、家でのガスの元栓の閉め忘れは、現場ではバルブの閉め忘れと「閉め忘れ」で同じです。家でのソースと醤油の取り違いは、現場での材料の取り違いと「取り違い」で同じです。ヒューマンエラーによりもたらされた被害の種類と大きさが違うだけで、本質は同じなのです。
そこで、大切なことは、ヒューマンエラーとは何なのか、どうして起こるのかという本質を学んでいただきます。そこを認識して初めて安全対策を講じることができるのです。講演は、眠くならないように、自分自身にあてはめていろいろ考えていただきます。

内 容

1.事故とヒューマンエラー

2.ヒューマンエラーとその対策
 ・できない相談とその対策
  能力の限界を超えることをさせるためにエラーが生じます。特に年齢を重ねた結果誰にでも起こりうる視力、聴力、記憶力等が原因のエラーを認識します。

 ・錯誤とその対策
  見当違い、取り違い、思い込み、思い違い等、日常によくあるけれどそれだけに気をつけてほしいエラーです。

 ・失念とその対策
  し忘れも日常よくありますが、注意したいエラーです。

 ・知識不足、技量不足とその対策
  初心者に多いエラーですが、対策しやすいものです

 ・規則違反、規程違反とその対策
  ベテランに多いエラーです

3.ヒューマンエラーをなくしていくために

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