2年で売上を3倍にさせた会計思考術!~財務3表を図解で読み解き、ビジネスに活かす方法~

川口宏之 かわぐちひろゆき

公認会計士

想定する対象者

・会計知識が不足していると感じている方
・これまで会社の数字に関心が持てず、ずっと「会計」を避けてきた方
・「決算書ぐらい読めるようにならないと」と思いつつ何から始めれば分からない方
・利益とキャッシュの違いが分からない方
・手軽に財務会計の知識を手に入れたい方

提供する価値・伝えたい事

ダイヤモンド社が実施した企業アンケートによると、実に83%もの企業が自社の社員に対して、「財務3表ぐらいは理解してほしい」と感じているようです。
ところが、会計スキルを身につけたいと思いつつも、その第一歩が踏み出せなかったり、学んでみたけどイマイチわからない、という方が多いようです。

今から遡ること約20年、私は猛勉強の末に取得した公認会計士の資格をもとに、大手監査法人や大手証券会社を渡り歩きました。そこで、さまざまな業種のクライアント企業と接しながら、「業績好調な優良企業は他の企業と何が違うのか」そして「優良企業にいる優秀なビジネスパーソンはその他大勢のサラリーマンと何が違うのか」ということを徹底的に研究してきました。その後、ITベンチャー企業の取締役兼CFOに就任し、会社の売上を2年間で約3倍にまで急成長させ、同時に内部管理体制の構築と財務体質の強化を行い、会社の基盤を作り上げることを行いました。

これらの経験を通じて気づいたことは、「会計をビジネスに活かす」ことの重要性でした。

優れたビジネスパーソンは皆、財務諸表を読み解いて経営に活かす術を身につけています。決して会計の専門家ではなくとも、最低限の会計の勘所(ツボ)を心得ているのです。これが優良企業や優秀なビジネスパーソンの共通項だということに気づきました。そして、会計をビジネスに活かすということを自ら実践し、自社の業績を急上昇させることに成功したことで、その気づきが確信に変わりました。

とはいえ、最初は苦労の連続でした。公認会計士といっても経営に関しては素人同然。公認会計士は「財務諸表を作成」するための会計基準や会計理論については熟知していますが、「作成済みの財務諸表を読み解いて経営に活かすこと」については何も知らないのが普通です。会計と経営の有機的な関係を、実務を通じて泥臭く学び、体系化していったというのが実態です。

その後私は、会計専門のコンサルタントに転身し、会計を分かりやすく伝える研修活動をスタートさせました。クライアント企業の業績発展のためには、現場で働く社員に会計スキルを注入することが、最も本質的かつ着実だと気付いたからです。
そして、試行錯誤の末、どんなに会計に苦手意識のある人でも、簡単な図を使うことで財務諸表を読み解くことができる、画期的なメソッドを開発しました。

おかげさまで、私の講座(メソッド)を社員研修に取り入れたクライアント企業のほとんどは、その後、増収増益が続いています。そして、翌年以降も毎年の社員研修に私の講座を組み込んで、社員の会計スキル向上に力を入れています。このことは、社員一人ひとりのスキル向上が、会社全体の底上げにつながり、企業価値向上に寄与していることを、身をもって実感されていることの表れです。このような会社は総じて「強い会社」になります。ライバル企業や外部環境の変化に負けない、強靭な経営体質になるからです。

本セミナーでは、会計知識ゼロの方でも理解できるように、先ず財務会計の基本のキからスタートし、財務3表と呼ばれる「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュ・フロー計算書」を、簡単な図に置き換えて読み解くメソッドを伝授します。そして、優良企業とそうでない企業の実態が、財務3表にどう表れるのかを企業事例を使って解説しますので、自社の経営を改善・成長させるポイントがどこにあるかが見えるようになります。

本セミナーを通じて、皆様が会計をビジネスに活かす手法をマスターし、必ずや骨太な事業を展開していって頂ける事を確信しております。

内 容

1.財務会計の基礎知識
  ・財務3表を読めばビジネスが見えてくる
  ・財務3表は企業と利害関係者を結ぶコミュニケーションツール
  ・ここが基本!財務3表の基本構成

2.貸借対照表(B/S)
  ・B/Sをボックス図に置き換える
  ・「資産」「負債」「純資産」のそれぞれの性質
  ・「純資産」の厚みで会社の安全性が分かる
  ・流動区分を見れば短期的な支払い能力が把握できる

3.損益計算書(P/L)
  ・P/Lを階段図に置き換える 
  ・階段図の傾斜から稼ぐ力が見抜ける
  ・5種類の利益の意味とその役割
  ・P/Lから経営戦略が見えてくる

4.キャッシュ・フロー計算書(C/F)
  ・C/Fをウォーターフォール図に置き換える
  ・「営業C/F」「投資C/F」「財務C/F」で会社の状況が浮き彫りになる
  ・3つのC/Fの組み合わせで会社のタイプを知る
  ・「フリーC/F」で投資の健全性が分かる
 
5.財務3表の相互の繋がり
  ・P/LはB/Sの純資産の期首から期末までの増減を表す
  ・C/FはB/Sの現金の期首から期末までの増減を表す


※上記全て実施する場合、3~4時間となります。
※上記テーマから一部抜粋して実施する講演(60分~90分)も可能です。

根拠・関連する活動歴

延べ100社以上の企業研修・セミナー講師経験
大手監査法人での監査経験
証券会社でのIPO審査経験
ベンチャー企業でのCFO実務経験
会計コンサルタントとしてのバックオフィス支援業務の経験
著書『決算書を読む技術』『決算書を使う技術』(共に、かんき出版)、『いちばんわかりやすい会計の教本』(インプレス)
連載『図解でわかる『決算書』の仕組み』(夕刊フジ)

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