「デンマークにおける多世代共生コミュニティ」高齢者センター、シニア共生型住宅、コレクティブハウス、エコビレッジなどケアとエコを両立した次世代相互扶助の最前線

磯村 歩 いそむらあゆむ

ソーシャルアントレプレナー

想定する対象者

・高齢者施設の新たな切り口を模索されている福祉・介護事業の経営者
・デンマーク福祉に興味をお持ちの方

提供する価値・伝えたい事

日本では高齢者の暮らしを在宅で支えていく地域包括ケアが進められています。そして施設計画においては周辺地域との交流のため、レストラン・幼稚園と高齢者福祉施設の併設、そして公団の空室を活用した若者向けシェアハウスとデイケアセンターの併設など多様な取り組みが行われています。こうした地域に根ざした相互扶助の模索は、在宅ケアの実現のみならず、血縁・地縁にかわる新たなコミュニティ形成への挑戦でしょう。福祉先進国デンマークでは「プライエム(日本の特養)」の新規建設禁止(1988)以降、「高齢者住宅」の整備と地域ケアの充実を図り、高齢者の地域居住を実現させています。またコレクティブハウス、エコビレッジなど、血縁・地縁に替わる新たな地域密着型多世代共生コミュニティが大きな広がりをみせています。デンマークの多世代共生コミュニティの最前線をお伝えするのと同時に、今後のあるべき日本の共生コミュニティの在り方を提言します。

内 容

1、デンマークにおける共生コミュニティ形成の背景
・デンマークにおける高齢化進度
・女性の社会進出
・血縁に変わる新たな相互扶助の形成
「子供は国のもの」
「子供が親の面倒をみる常識がない」

2、北欧における多様な共生コミュニティ
・コレクティブハウス
・コーポラティブハウス
・エコビレッジ
・ホイスコーレン(School for Life)

3、共生コミュニティ形成の要諦
・機能の多重化
・受動環境ではなく能動環境
・サブカルチャー
・周囲を惹きつけるファサード
・繋がりとプライベートのバランス

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