地域創生の新しいデザイン

山﨑 朗 やまさきあきら

中央大学経済学部 教授   
日本国づくり研究所 顧問
日本産業プロジェクト協議会首都圏ハブ空港研究会 座長

想定する対象者

自治体関係者。
公社・公団の職員。
地方創生に関心のある方。

提供する価値・伝えたい事

地域創生のパラダイムシフトへの覚悟と戦略、実行が問われています。
人口減少と高齢化の進展は、無居住地区や低密度居住地区の地理的エリアを拡大し、域内での基本的な消費者サービス業の消滅をもたらします。小さな拠点や地方都市の都心部への移住による農山村や地方都市の居住空間の縮小、コンパクト化は避けられません。しかし、都心回帰や都心居住が促進されている都市は、東京、大阪、福岡などの大都市に限定されており、地方都市では、人口減少、都市の拡散(スプロール化)と人口密度の低下が同時進行しています。
人口減少に対応した新しい地域のデザインの構築は、いわば「殿(しんがり)」としての撤退戦略です。
知識経済化、デジタル化、グローバル化の進む時代における地域の前向きな戦略は、地域のイノベーションとクリエーションの創造、地域のグローバル化、地域のプレミアム化です。

内 容

国土交通省の国土審議会の資料等を使用して、将来的な人口減少の地理的分布の特性とその対応策についてお話します。さらに、地域の発展戦略として、これまでのような国内需要、東京からの観光客誘致に依存するのではなく、インバウンド、輸出、クリエイティブな活用、地域資源のプレミアム化に方法転換する必要性について、各地の先進事例を取り合えながら、お話します。

根拠・関連する活動歴

「地域創生の新しいデザイン①~⑧」(やさしい経済学)『日本経済新聞』2017年6月23日朝刊から7月4日にかけて8回連載。この連載は、各地で注目を浴びました。とくに、神戸空港の国際化についての記述については、その後、現実的な政策転換へと結びついています。
なお、関連する著作として、山﨑朗『地域創生のデザイン』中央経済は山﨑朗・鍋山徹編著『地域創生のプレミアム戦略』中央経済社があります。
「地域創生のデザイン」については、各地で講演の実績もあります。

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