【LGBTIの基礎と、採用・育成・経営への影響と対策】
差別や偏見がなぜ起きるか、脳科学的に理解する
~異なる価値観を包容することでより強い組織に~

松野尾 萌 まつのおもえる

元経営者
早稲田大学大学院ビジネススクール非常勤講師
関東学院大学特任教授

想定する対象者

企業(団体)の経営層、中間管理層、人事・研修部門

提供する価値・伝えたい事

*LGBTIの基本的知識、歴史的背景、及び世界的な人権活動・法律の動きを理解していただきます。
*なぜ差別や偏見が起きるのかを脳科学的に解き明かします。
*実際問題として、採用、育成はどうあるべきか。カミングアウトやアウティングがあった場合に当事者はどう対処するのが良いか、また会社はどうサポートするべきか。
*LGBTIはコンプライアンスの一つとして認識するべき。
*多様な性と価値観を受容することにより、組織がより強くなる。その実例と取り組むべき課題。

内 容

研修目的:
LGBTIの基礎を理解したうえで、組織がそれをどう受容すればよいか、そしてそれが組織にとってプラスになることを理解する

研修プロセス;
一方通行の座学ではなく、問いかけを多く行い、一緒に考えてみることによって記憶に留める進行を行います。
1) そもそもLGBTIとは何か。差別・偏見の歴史と、国際的なトレンド
2) LGBTIの人権保障と労働法 
  具体的ケースを元に採用、服装、施設利用、ハラスメント、福利厚生、社会保険の対策を解説します。
3) 企業・団体がLGBTIにとって働きやすい環境とは何か
  具体例も挙げつつ解説します。
4)これからの課題とチャレンジ (より強い組織を作るためのヒント)
  社内・職場内でどのように展開していくか。どのようなトレーニングが有効と考えられるかなどにも言及します。

研修後の持ち帰り;
LGBTIの基本的な知識を身につけた上で、具体的に自分の職場で何から始めればよいかを考えるための材料をしっかりと理解していただきます。

根拠・関連する活動歴

講師は、米国系メーカーの日本法人経営者をしておりますが、それ以前は日本の最大手家電メーカーに勤務しておりました。最初にLGBTIに出会ったのはイギリス赴任時代に遡ります。それから25年以上経ちますが、西欧各国ですら表立たないだけで、偏見は消えていない状況です。しかし人権意識の高まりと共に、LGBTIとして社会の中に溶け込み、働き、貢献し、それを応援する社会・企業が圧倒的に増えてきているのは間違いありません。日本ではまだまだこれら先進国の取り組みからすると遅れていますが、これを契機として、追いつき・追い越すことも次世代の成長の原動力の一つになり得ると感じています。

自分自身はLGBTIではありませんが、企業経営を行う上で、多様な性をどのように受容し、問題が起きてもマネージできる準備をしておくことの大切を理解しております。ですので、人権視点は勿論ではあるのですが、受け入れる企業の観点からどう対応するべきか、という視点に力点を置きご説明することで、受講者の皆様に、具体的に明日からどういうアクションを起こすべきかが判るよう、努力させていただきます。

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