野生動物のリハビリ

柏倉陽介 かしわくらようすけ

ネイチャーフォトグラファー

想定する対象者

小学生以上

提供する価値・伝えたい事

環境破壊 気候変動

内 容

マレーシアとインドネシア、ブルネイの国からなるボルネオ島は、かつて豊かな熱帯雨林に覆われていたが、現在は森林伐採や農園開発が進み、島の固有種や絶滅危惧種の生息地である森林が急速に減少している。森林減少と共に、この百年間で約90%のオランウータンが減り、このままのスピードでは今後20年で絶滅するという予想もされている。
オランウータンの赤ん坊が『オランウータン リハビリテーションセンター』に保護された時、すでに母親はいなかった。はぐれてしまったのか、人間に殺されてしまったのか。ここではトラウマを抱えた幼いオランウータン孤児たちが、人間に食事を与えられながら、樹々に張られたロープを渡る練習をしている。サーカスのような曲芸をさせるためではない。それは再び森に帰るための重要な訓練である。野生に生きるべき動物がリハビリを行うという奇妙な光景は現代特有のものだろう。希望を失ったオランウータンの子供達が生きる力を取り戻していく姿は、成長とは何かを人間に問いかける。その様子を写真家として長期取材したネイチャーフォトグラファー柏倉陽介が写真と共に伝える。

根拠・関連する活動歴

トークイベントでの経験はありますが、講演会形式は新たなチャレンジとなります。

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