動物の心から考える人の心

上野吉一 うえのよしかず

中部大学 特任講師

想定する対象者

心とは何かを考えたい方
心の健康に興味・関心のある方
動物の心を考えてみたい方
動物と人の違いに興味・関心のある方
動物について興味・関心のある方

提供する価値・伝えたい事

動物にも心がある。しかし、人と動物の心のあり方には違いがある。
このことに目を向けることは、大きく2つの意義がある。
 1)動物の心を理解することで、動物をより深く理解し、かつ動物の心を尊重する意識を持つことができる。
 2)動物の心を知ることで、人間自身の心の理解が進み、他者への配慮や自分自身の心の健康を理解し解決する糸口となる。

自分以外の心を実感的に捉えることは、実際には、人間同士てもできない。しかし、わたし達は、互いに無意識の内に相手に対しさまざま想定を持って理解し合っている。そうしたことは種を超えても可能である。動物の心のあり様に目を向け理解することは、人自身の心のあり様に改めて目を向け理解することにつながる。

内 容

心を捉えることは非常に難しい。しかし、人は心を持っていることを実感して生きている。
その心とは、どのように定義することができるかを考えてみる。
動物の心に関する、さまざまな行動学的な事例を説明する。そうした事例は、人以外の動物にも、それぞれ種ごとの複雑な心の存在することを示す。
人間の心と動物の心を比較し、人の心についての理解を進める。
動物はすべて、心を持っているのだろうか。最近の研究では、植物も学習をしたり、コミュニケーションを互いに取ることが示唆されている。

根拠・関連する活動歴

比較認知科学の研究者。動物の感覚や心について研究してきた。動物の一種として人の心に関しても研究してきた。

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