動物のより良い暮らしを考える:環境エンリッチメントの実践

上野吉一 うえのよしかず

中部大学 特任講師

想定する対象者

動物飼育に携わる方(家庭で動物を飼育している方、畜産、実験動物、動物園に関わっている方)
動物を大切にしたいと思っている方
動物の飼育やしつけに興味・関心あるいは不安がある方
動物の幸せとは何かを考えたい方
動物の生活をより良いものにしたい方

提供する価値・伝えたい事

動物を飼育し関わっていく上で動物をより大事にしようという意識が、世界的に急速に高まってきている。そうした意識のおいて、動物の生活をより良いものにしたい、動物をより“幸福”に生活させたいという思いを持つ人は多い。それを実現するための方策として、動物の心に配慮して生活環境を作り上げていく「環境エンリッチメント」がある。環境エンリッチメントとは、環境が持つそれぞれがひつようとする働きを、飼育下という制限された環境で増強させようというものである。これによって動物の心理的健全性は高まり、ひいては身体的健全性も高めることができる。こうした発想は、あらゆる飼育動物に有効である。

内 容

動物を大切にすることとは、どのように考えられるかを、歴史や文化をもとに説明する
動物の身体や心の健全性とは何かを、それぞれについて説明する。
心の健全性はどのように高め、いじしていくことができるかを具体的な方策(環境エンリッチメント)をもとに説明
環境エンリッチメントの実際の効果を最新の知見をもとに説明
良い暮らしあるいは“幸福”とは何かを、動物の問題から改めて考え直してみる

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