地域のイメージアップによるまちづくり

田中美子 たなかよしこ

社会学者。早大首席卒業後東工大史上初の早さで博士号(Ph.D)取得、前千葉商科大学大学院教授
Dr.美子塾、学習科学研究所代表
「イメージ」形成論の日本の第一人者

想定する対象者

地方自治体、商工会議所、まちづくりを考えるN P O、市民等

提供する価値・伝えたい事

地域イメージが地域の活性化に繋がる(仮説)ことは、経験的に認識される。
・なぜ地域のイメージが、地域の内外で形成され、変容するのか
・対外的イメージは、地域内イメージに相互作用を及ぼすのか
これは、自己組織性をキーワードとした、合意形成のメカニズムであり、この仮説を統計的に有意であることをもって、理論と実証
・地域イメージとは何か
・なぜ、実態と地域イメージには乖離があるのか
・対外的イメージと対内的イメージの関係
・網走における社会実験
・地域住民が、住んでいるまちに、誇りと愛着がある場合のみイメージが共有され自己組織性的に堅固となる
・成功例:東京都町田市玉川学園町内会(30年掛けてコミュニティバス導入に成功
・市民主導でまちづくりを行う時代へと

内 容

1.イメージとは何か 

2.地域イメージが地域の活性化に与える影響(仮説)

3.外からのイメージが、地域内部のイメージに影響を与える
・北海道網走市のイメージに関する社会的実験(本邦初)
・プレ調査、調査方法(全国の商工会議所、網走市の協力)
・網走イメージアップコーディネーターとしての私の役割
・第一回市民のイメージ調査と全国からのイメージ調査の結果
・外のイメージ調査結果を提示、第2回市民イメージ調査(第1回と同じ対象者)
・外のイメージが高い方へ、内部のイメージ変容
外のイメージが低い方へ、内部のイメージ変容
→外からのイメージが地域内部のイメージに影響を与える
 質問紙調査から、統計的に有意な結果、本邦初の実証(→博士論文)

4.地域への愛着、誇りと地域イメージ
・流氷か、刑務所か
・地域への愛着、誇りのある層ほど「流氷」
・同様の調査 神奈川県川崎市
・多摩川か、工業地帯か
・地域への愛着、誇りのある層ほど「多摩川」
・地域への愛着、誇りを持てるイメージに向けての地域アイデンティティ確立

5.市民主導のまちづくりへ
成功例として、東京都町田市玉川学園でのコミュニティバス導入
田中 美子 Ph.D.(博士)

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