次世代の教育、受験業界の現状と課題
ーフランチャイズ学習塾の深い闇ー

田中美子 たなかよしこ

社会学者。早大首席卒業後東工大史上初の早さで博士号(Ph.D)取得、前千葉商科大学大学院教授
Dr.美子塾、学習科学研究所代表
「イメージ」形成論の日本の第一人者

内 容

1.近年の中学受験の加熱ぶり
①「ゆとり教育」が20代〜30代の教諭→ 
②公立小中学校への不信感
③増加の一途の中学受験

2.ブランド・イメージの良い本社の全国展開個別指導フランチャイズ塾
①全国展開フランチャイズとは何か
   酒屋→ ある日突然綺麗なセブン・イレブンに!
   本社に売上から上納金を支払うシステム
②脱サラ・O Lの「ど素人」が校長の塾で起きる問題
  ・経営の杜撰さ ・パワハラ・アカハラ
  ・講師職の経験の無い「雇われ校長」の実態
  ・給与未払い(労働基準法第24条違反)
  ・校長だからといってプロの授業を覗き見(著作権侵害)
③利益史上主義のため、個別指導の生徒の合否にしか関心がない
④「教育」業界の常識を知らず、保護者、生徒に寄り添えない(時間がない)
⑥現代社会の深い闇

3.生徒のためだけの教育をする学習政策研究所(ドクター美子塾)の設立 
①誰ひとりとして、生徒は各々異なる環境下にある
  ・保護者の教育方針、本人の希望、生徒の学習到達度、性格、親の経済状況
②その生徒のためだけの学習プランを作成(専門社会調査士によるカウンセリング)
③中学受験は通過点、高校、大学受験も通過点
④進学実績の欲しい高校と、定員割れを避けたい大学の利害の一致
  →総合型選抜、指定校推薦入試、A O入試(小論文と面接のみ)
⑤論理的思考訓練と「書く練習」を指導できない学校・予備校の講師たち
  →大学・大学院で小論文出題、採点、合否判定をしてきた経験からの指導
  →事前提出資料が完成度が高いほど、当日の本人の小論文との乖離、面接対策

4.「令和の松下村塾」を目指して
 日本の次世代の養成 学びに定年はない

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