教育のない世界と母の教え
アフリカで何が起こったか

オスマン サンコン おすまんさんこん

ギニア大使館 顧問
日本ギニア友好協会 広報官

内 容

資源大国アフリカ。今でも世界中がアフリカの資源を狙っています。
アフリカでは植民地化された頃より、鉱山開発などが行なわれてきましたが
教育の欠如から、その資源の価値を知らずに大半を搾取されてきました。

知識とそれに基づく技術、活用方法など教育を受けさせてもらえなかったために欧米から支配されてきた記憶は、公用語として教えられた欧米諸国の言語を使用する今でもなかなか消えない欧米に対する反発が現在の世界バランスの状況です。
教育がなされなかったことによる、一つの結果です。
日本は逆に技術提供や技術者派遣を行なってくれたため、アフリカでは非常に良い印象を持たれています。

<参考:アフリカで産出される天然資源や鉱物資源>
石油/石炭/鉄鉱石/天然ガス/ウラン/セシウム/
ダイヤモンド/金/銀/プラチナ/銅/スズ/亜鉛/鉛/タングステン
タンタル/ニッケル/チタン/コバルト/セレン/ボーキサイト/クロム
リチウム/マンガン/バナジウム/レアアース

・母の教え
日本でも教育はいつも問題になります。闇バイトで若い子が簡単に凶悪な事件を起こしています。教育水準の高い日本でなぜこのようなことが起こっているのでしょう。

高校生の頃サッカーの試合で大怪我をし、今も足が自由に動きません。
最初、ぼくは全てを恨みました。しかしそれを変えてくれたのが、母の言葉と、毎日してくれたマッサージでした。

親が悪い、学校が悪い、社会が悪い、そうして最後には自分を傷つけるか、他人を傷つけてしまう。
アフリカはそもそも生きることすら大変な環境のところが多くあります。その代わり、生きていくことの大切さを教えてくれる大地の教えがあります。
母から教わったこと、アフリカの大地から教わったこと、もう一つの大切な教育です。

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