想定する対象者
年齢・防災への意識を問わず、幅広い方が対象です。
特に建築に関連する事例も盛り込みました。
小学生や中高生向けにアレンジも可能です。
提供する価値・伝えたい事
「“最大震度7が28時間で2回”その意味」を紐解きながら、命を守る防災への意識を高めていただきたいです。
内 容
2016年の熊本地震では、4月14日の前震、16日の本震と、観測史上初めて28時間
以内に同一地域で震度7を2回観測しています。
建築基準法が定める耐震基準は、震度6強から震度7程度の地震で倒壊や崩壊しない
水準とされています。しかし、震度7が2度起きることは想定されていません。熊本でも、新耐震基準導入以降に建てられたものを含めて、前震には耐えたものの、本震で持ちこたえることができずに倒壊した家屋が相次ぎ、被害を拡大しました。
益城町や阿蘇地域では、前震で避難していたが、自宅に戻り、本震で亡くなった人が多かったことが最も悔やまれる点だと感じています。
そこから見えてくるのは、最大震度7がわずか28時間で2回という、前例が無い事態を想定した、命を守る行動の大切さです。南阿蘇村で被災した少女の日記の朗読も交えながら、命を守る防災について考えます。さらに、私自身も自宅が被災しながら、熊本地震 特設番組のキャスターとして、奮闘しながら報道を続けました。
「震度7が2回」から考える命を守る防災、報道現場のリアルな経験、この2本柱で講演を展開します。
さらに、仮設住宅で暮らす家族が復興に向かう1年間の密着取材や、被災者の拠り所となった「木の温もりを感じられる仮設住宅建設」の取り組み、地元工務店による倒壊家屋の原因調査、能登半島地震を経て見えてきた耐震への考え方からも熊本の事例をご紹介します。
根拠・関連する活動歴
・NHK熊本「熊本地震特設番組」キャスター 九州・沖縄地域放送(発災から1ヶ月間)
・NHKアナウンス室長賞受賞(熊本地震対応メンバー)
・防災士/宅地建物取引士
業務外の講師への取次は対応しておりません。