『風と大地と梨の木と』第一章「故郷はひとつ」
大自然の懐に抱かれて、人はどう生きるのか・・・

丘乃れい おかのれい

シナリオ作家

提供する価値・伝えたい事

鳥取県が全国に先駆けて「人権尊重の社会づくリ条例」を制定し、その実現に向けての取り組みとして企画され、人権問題をあらゆる角度から学べることを目的とした作品。

古い価値観にしばられ、同和地区の出身者との付き合い拒む主人公の母。心無い言葉が人々の心を傷つける。人は何故世間体にとらわれるのか・・・。

主人公の家族がさまざまな問題にぶつかりながら、互いの人権を尊重し合うことの大切さを学んでいく姿を描く。

内 容

◎映画上映と丘乃れい(監督・脚本 )講演の組み合わせもお奨めです。

上映時間 :第一章「故郷はひとつ」(同和問題)45分
      企  画 :鳥取県
      財団法人鳥取県部落解放研究所
制  作 :オフィス・ヒューマンヒル
監督・脚本:丘乃れい
制  作 :重久剛一
音  楽 :横田年昭
撮  影 :梶村 豪
監  修 :人権啓発ビデオ制作委員会
 
出 演  :篠田三郎 木内みどり 西川弘規 荒木雅子 苅谷俊介 岩間さおり 妹尾麻美 他

<あらすじ>
6年前、家族と一緒に故郷へUターンした牧原信彦一家のもとへ、一通の手紙が届いた。差出人は高岡勉。彼は信彦の大学時代の親友。地元の中学校の教師としてUターンしてきたのだ。うれいし知らせに喜ぶ信彦一家。だが、母のツネは老人会の会長から、高岡が同和地区の出身だと知らされがく然とする。家の格が違うから付き合ってはいけない、とツネが言っているのを信彦は知る。折しも、高岡が信彦を訪ねてきた。ツネはここぞとばかり、高岡に今後付き合えない旨を言う。気まずさが牧原家を包む—。

高岡を慕っていた信彦の息子淳もツネの言葉に傷ついていた。「おばあちゃんのこと、嫌いになりそうだよ」と。
信彦と妻ちえは話合う。「何がこんなに人を分けるのか。歴史は何を作ってきたのか・・・・」「私たちって、どっちの側にいても被害者だったのね・・・・」ちえは言う。そして今、その間違いを自分たちが正す時代なんだと。

Copyright © 株式会社システムブレーン All Rights Reserved.