社会的な奉仕活動を意味する「ボランティア」。自発的に何かをする、志願するという意味を持つ英語の「volunteer」からきている言葉で、「ボランティア」は自ら進んで行う活動を意味します。
しかし、実際のところ、地域で行われているボランティアでは、いったいどれくらいの方たちが自ら望んで参加しているでしょうか? 中には「周囲が参加するから」という消極的な姿勢で参加する人もいるかと思います。
ボランティアはだれかに言われてやるのではなく、自分の意志で取り組むものです。人はだれしも必ず「だれかを助けたい」「だれかの力になりたい」という優しい心があるはずです。そんな心を呼び起こし、自ら進んでボランティアに参加する動機づけとなるような講演プランをご紹介します。ボランティアに率先して参加する講師の生き方に触れることで、受講者に何らかの気づきを与えてくれることでしょう。

■目次

アグネス・チャン  あぐねすちゃん

歌手、エッセイスト、教育学博士

みんな地球に生きるひと(日本の国際化と子どもの未来)

アフリカの飢餓地帯に生きる人、戦禍の残るカンボジアに生きる人、中国の貧しい農村に生きる人、そして、この日本で生きる人も、みんな同じ地球という船に乗り合わせた地球人です。日本ユニセフ協会大使として、イラク・スーダンなど、援助の最前線で活動してきたアグネス・チャンさんが、様々な出会いと別れのエピソードを通じて、真の国際化や福祉、ボランティア、人権についてお話しします。

教育・青少年育成文化・教養人権・平和環境問題

主催者様からの声

非常にうまくいきました。講演も好評で参加者の方々も喜んでおられました。

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石井苗子  いしいみつこ

女優・ヘルスケアカウンセラー・保健学博士 東京大学医学部客員研究員 聖路加看護大学客員研究員

私のボランティア体験談 ~ボランティアの楽しさ~

2011年、日本に未曾有の被害をもたらした東日本大震災。日本全体が復興に向けて一つになり、改めて結束力の重要性を知ることができた出来事になりました。震災の第一線で、東日本大震災被災住民支援プロジェクト「きぼうときずな」でプロジェクトリーダーとして活動した石井苗子さんが、ボランティアを通して得られたこと、またボランティアの必要性・重要性とこれからのボランティアについてお話します。

メンタルヘルス福祉・介護文化・教養

主催者様からの声

ご自身のボランティア体験を通して、助け合うことの大切さを感じることができました。ありがとうございました。

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奥田知志  おくだともし

東八幡キリスト教会 牧師 NPO法人抱樸 理事長

ホームレスを生まない社会を創造する~絆の回復 人は独りでは生きていけない~

北九州市の東八幡キリスト教会の牧師で、ホームレスの人の支援を30年以上続ける奥田知志さん。「ホームレス支援は物理的なものの支援だけではなく、人と人との関係の回復への支援も必要」と語る奥田さんが、これまでの活動を振り返り、絆の回復に向けたホームレス支援の在り方を問います。ホームレス問題を、地域、社会全体でどのように取り組んでいけばよいのかを一緒に考えていきます。

人権・平和

主催者様からの声

大会主旨、開催目的にそった素晴らしいお話で聴講者、主催関係者ともに大満足です。

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桂 七福  かつらしちふく

落語家

「笑顔がいっぱいボランティア~できることへの気づきポイント~」

「東日本大震災の被災地での落語活動の体験は私の人生観を大きく変えました」。そう語るのは、震災地を落語で応援している桂七福さん。何ができるのかを考え、できることを一人からでも行動を起こすことで大きな力へのきっかけにもなることを学んだと言います。ボランティアは人を助けながらも、相手から感謝の言葉を言われることで自分も助けられることにもなる。自身のボランティア活動とボランティアの考え方について、落語を交えながら楽しくお話します。

人権・平和演芸・演劇防災・防犯コミュニケーション

主催者様からの声

柔らかい関西弁の口調がとても聞きやすく、小話を交えた軽妙なお話に引き込まれました。全く聞き手を飽きさせることなく、私たちの活動に合った内容も盛り込まれていてとても良かったです。

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川谷清一  かわたにきよかず

写真家・書家、テニスインストラクター

めぐり愛つむいで~生きててくれてよかった 奇跡の出会いを生んだ写真~

障害者や重い病気と闘う人たちをサポートしながらカメラマンとして、彼らの生きる姿を記録している写真家の川谷清一さん。2011年の東日本大震災では、震災直後に自身の車で現地に入り、救援物資の配給や、瓦礫の中から思い出のアルバムや写真を回収・修復し被災者に届ける「思い出探し隊」などのボランティア活動を行いました。ボランティア活動中も、現地の人々の様子を撮影。その時に撮影した写真を見ながら、命の大切さについてお伝えします。

人権・平和

主催者様からの声

被災地での体験を通して、“生きる”とはどういうことかをあらためて考える時間となりました。

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木原孝久  きはらたかひさ

福祉問題コンサルタント、住民流福祉総合研究所 所長

だれにでも「特技」はある。ネタキリのボランティアがいた!!~シルバーボランティア新発想~

周りの住民を枕元に招いて「寝たきりだとどんな生活になるのか、を見せてあげます」と見せた宇部市の在宅の寝たきり老人。「年老いたから何もできないのではなく、寝たきりもボケも、みんな「特技」になるのだ」と語るのは、福祉問題コンサルタント・木原孝久さん。木原さんは、老人もボランティアを受ける立場ではなく、存在そのもののがボランティアになるのだと言います。本講演では、自分の特技を使ったシルバーボランティアの考え方、地域での推奨方法についてお教えします。

福祉・介護

主催者様からの声

住民による助け合いの福祉を推進するためには自分をオープンにすることなど、多くの気づきを頂けました。「支え合いマップ」の実践、その他の課題を一つづつ克服する必要を感じました。

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紺野美沙子   こんのみさこ

俳優、朗読座 主宰

自分をみつめて、世界をみつめる

女優の紺野美沙子さんは、1998年から国連開発計画(UNDP)親善大使として、カンボジア・パレスチナ他、アジア・アフリカなどなどを訪問し、国際協力やボランティア活動にも積極的に取り組んでいます。本講演では、親善大使としての体験談を踏まえて、子どもたちに対する思いやボランティアとは何か、また今私たちができることについて、一緒に考えていきます。

文化・教養

主催者様からの声

とてもお人柄もよく、講演内容もとてもわかりやすかったです。NPO以外にも国際的にボランティア活動をしている団体が色々あり活躍されていることがわかりました。

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田辺鶴英  たなべかくえい

講談師

鶴英のボランティア講談
ボランティアしてるつもりがしてもらい

人気の女流講談師が語る「ボランティア」がテーマの創作講談。明るく強い心を持って生き抜く、脳性麻痺の「かほる」さんと、学生ボランティア60人の交流を通し、人として支え合うことの、尊さ、ありがたさを描いた講談です。笑いながらほろっとする、ボランティアは、だれのためでもない、自分のためのものだという、メッセージが自然に伝わります。

福祉・介護安全管理・労働災害

主催者様からの声

観客の方々も「とても良かったです」とおっしゃってくださる方が多く、満足度の高い講演でした。

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ダニエル・カール  だにえるかーる

タレント
山形弁研究家

日米ボランティア比較
~東日本大震災において~

小さい頃から教会で恵まれない人にクリスマスの寄付を探して、配るボランティアをしていたというダニエル・カール。2011年の東日本大震災ときも、震災地に留まる在日外国人のために日本語ニュースを翻訳したり、物資を集めて配ったりと、積極的にボランティア活動を行いました。「ボランティアの心は人に言われなくとも沸き起こってくるもの」と語るダニエルさんが、これまでのボランティア体験を振り返りながら、日米のボランティア違い、考え方について語ります。

ライフプラン国際化・グローバル教育・青少年育成コミュニケーション

主催者様からの声

お客さんとのコミュニケーションをしっかりとって頂きながら、楽しい雰囲気。大変好評でした。

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中野佐世子  なかのさよこ

人権教育・啓発講師
手話通訳士

今日から始めるボランティア
はじめの一歩

電車で席を譲ったら断られた!目の見えない人にはどうやって声をかけたらいい? 聞こえない人と話すには、手話を覚えないとダメ? 障がい者へのサポートで難しく思われることも、「手話ニュース」キャスター講師がわかりすく解答します。高齢者や障がい者を正しく理解することがボランティアの一歩です。どんなサポートが必要で、どんな方法がよいのか。障がい者の声に耳を傾け、自分にできるボランティアを見つけましょう!

人権・平和 福祉・介護

主催者様からの声

楽しく、分かりやすくお話いただき、素晴らしい啓発講演会となりました。

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成田真由美  なりたまゆみ

パラリンピック水泳選手

自分の可能性を求めて

13歳で横断性脊髄炎を発症し、下半身不随となった成田真由美さん。不屈の精神で、水泳を始め、1996年アトランタ大会から東京2020まで通算6回出場。パラリンピックで15個の金メダルを獲得しました。「私は歩くのが苦手なので、車いすに乗っているだけ。目が悪い人がメガネをかけるのと同じ感覚。だから、特別な目で見られると、少し違和感を覚える」と語る成田さんが、障がい当時者の視点で、周囲のかかわり方のヒントを伝授。また自分の可能性を信じ、頑張ることの大切さを説きます。

人権・平和

主催者様からの声

パラリンピックへの啓蒙になればと企画しました。ご自身の競技人生のご経験から、大変気づきのあるお話しをいただきました。障がい者への理解も深まり、知らないことも多いなと感じた方も多かったようです。

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林家笑丸  はやしやえみまる

落語家
芸人

『笑顔とボランティアとチャリティー活動~笑いはココロの特効薬~』

チャリティー活動やボランティア活動は、現代社会において最も重要な事の一つです。これらを気持ちよく成立させるためには、人間力を高める事が大事。落語家・芸人である林家笑丸さんが、弟子修行と芸人人生で学んだ『ボランティア精神とチャリティー活動』、そして芸界で学んだ人育てについてお話します。ボランティア活動の実体験を通し、ボランティア活動の活力となるような話をお届けします。

健康安全管理・労働災害コミュニケーション教育・青少年育成

主催者様からの声

人権メッセージも含んだトーク、本業の素晴らしい芸を盛り込んだ内容で盛り上がった。

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東ちづる  あずまちづる

俳優 一般社団法人Get in touch 代表

心豊に自分らしく生きる
~つながる よりそう~

俳優として活躍する傍ら、骨髄バンク、ドイツ平和村の活動支援など、ボランティア活動を長年続けている東ちづるさん。2012年には、アートや音楽、映像、舞台等を通じて、誰も排除しない、誰もが自分らしく生きられる“まぜこぜの社会”を目指す、一般社団法人「Get in touch」を設立しました。これまでのボランティア活動を通して、東さんが気づいたことや感じたことをお話します。みんなが寄り添える社会にするために何をすべきかを共に考えていきます。

文化・教養

主催者様からの声

話が具体的で、わかりやすく、信念をもって、ボランティア活動をしている人ならではのわかりやすさがありました。

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藤井妙法   ふじいみょうほう

天台宗僧侶

共に生きる一生まれてきて、生きていてよかった

今、日本では、戦後激動の時代を生き抜き、日本の復興に尽くしてきた高齢者の方々が経済的に困窮したり、身体に障がいを持つ方々が生きづらさを抱えたりするなど、社会的弱者の貧困や格差が問題となっています。”人情僧侶”で評判の藤井妙法さんが、年齢を重ねることや障がいを持っていることが「特性」として認められ、それを活かせる社会にするために、何が必要なのかを優しく語ります。

モチベーション教育・青少年育成人権・平和意識改革

主催者様からの声

非常に満足いく内容でした。人柄も良く、良い講演をしていただきありがとうございました。

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藤田弓子  ふじたゆみこ

俳優

いつも何かにときめいていよう
~ボランティアでの新しい発見~

ベテラン俳優の藤田弓子さんは、1989年に静岡県伊豆の韮山に移住後、地元を盛り上げたいという思いで1998年に市民劇団を「いず夢(む)」を立ち上げました。藤田さんが座長を務め、さまざまな職種の市民が参加する劇団は、立ち上げから25年が立ち、今でも多くの人の手によってボランティアで運営されています。劇団でのボランティア活動を中心に、そこで学んだことや日々気づいたことなどをお話します。

文化・教養健康男女共同参画人権・平和

主催者様からの声

楽しく前向きになるお話の中にも、人は一人では生きていけない、思いやりやいたわりをもつことの大切さなどのメッセージが込められた素晴らしい講演でした。

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堀田 力  ほったつとむ

弁護士
公益財団法人さわやか福祉財団 会長

支えあう豊かな地域をめざして

東京地検特捜部検事としてロッキード事件捜査を担当したこともある堀田力さん。1991年退官してからは、「地域の住民が安心して心豊かに暮らせる社会」を実現するため、全国各地で絆のある地域づくりを推進しています。本講演では、孤立化が問題となっている地域で、助け合い支えあう豊かな地域にするためのヒントを伝授します。

文化・教養福祉・介護ライフプラン 医療・福祉実務

主催者様からの声

三好市の現状等も含めたお話をいただき、とても内容の濃い大会となりました。

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松藤和生  まつふじかずき

KT福祉研究所代表
民生委員活動研究者

共に支えあうまちづくり
~地域ボランティア活動のすすめ~

人と人とのつながりが希薄化していく中で、地域共生文化の重要性が叫ばれています。地域住民の積極的な参加による支えあいまちづくりを推進するため、民生委員活動研究者の講師が、それぞれの地域に応じたボランティア活動により、活力ある地域を創造するためには、どうしたらいいのか、そのヒントを伝授します。楽しいボランティア事例交えて、面白くかつわかりやすく解説しながら、受講者を元気づけ、明日から地域で活躍できるような講和を提供します。

福祉・介護教育・青少年育成

主催者様からの声

こちらの要望がくみとられた、実に聞きやすい講演でした。民生委員を対象にした研修会に対する経験の深さが伺えます。90分という時間のなかで、参加者にも笑顔があり、リラックスして聴けていたのではないかと思われます。

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湯浅 誠  ゆあさまこと

社会活動家
東京大学先端科学技術研究センター 特任教授
NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ 理事長

子どもの貧困と日本社会
~つながりの中で生きる~

講師の湯浅誠さんは、1990年代よりホームレス支援・生活困窮者支援に従事し、2018年全国のこども食堂を支援するための民間団体「全国こども食堂支援センター・むすびえ」を設立。貧困問題は単なる経済的な問題だけではなく、そこには人間関係の問題もあると考えています。本講演では、子どもたちが「つながり」を持つことの重要性について解説。子どもたちが健やかに成長するためには、親や地域社会など、周りの人々はどんな働きかけをすべきなのか、一緒に考えていきます。

福祉・介護人権・平和

主催者様からの声

多くの気づき、メッセージを頂いた。素晴らしい内容でした。

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