人権意識の移り変わり
人の心を傷つけるこころの貧しさ

高野暢子 たかのようこ

女優
シナリオライター
キャリアコンサルタント(国家資格)

想定する対象者

日本特有の人権問題に関心のある方々

提供する価値・伝えたい事

放送禁止用語は、メディアという影響力のある媒体でとられた苦肉の策であって、人権意識をなくすものではありません。そもそも差別とは、言葉の問題ではなく、人の心の貧しさが差別意識を生んでいると言っても過言ではないでしょう。他人を思いやる心、自分と違う人への尊重の念が大切です。そもそも人は誰一人同じ人間はいないのです。他者と違って当たり前なのに何故、差別が生じるのか・・・。その根源となるものを「放送禁止用語」に焦点をあててひもといて行きます。他者を認めるためには、自分自身の自己肯定感も大切です。自分の軸がしっかりとしているから、他者を認める余裕が出来、人と比べて自分の価値を見いだすこともなくなります。

内 容

時代によって放送禁止用語も移り変わってきます。放送禁止用語とは何か、ただ単に禁止にすれば差別はなくなるのか、放送禁止にすることによって、失われていく文化、芸能、言葉についてなどなど、放送番組や舞台を作る立場から、生放送で放送禁止用語を言ってしまった失敗談も交えながら、人権擁護と差別意識につて考えて頂きたいと思います。

根拠・関連する活動歴

女優として40年間、映像やイベントの世界に関わって来ました。そこで垣間見たのは、問題解決といいうよりも人権に関わる言葉を排除することで穏便に済まそうとする体制です。言葉をなくせば例えば「いじめ」はなくなるのでしょうか。いえ決して無くなることはないのです。平安時代から現代まで、あらゆる時代に生きた人々を演じてきた経験から、その時代時代の人権意識の変遷を交えながらお話させて頂きます。

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