気づき・認め合う社会をめざして

吉永みち子 よしながみちこ

ノンフィクション作家

提供する価値・伝えたい事

私は性同一性障害の方々を取材し『性同一性障害〜性転換の朝(あした)』を書き上げました。
その時に出会った人たちから、私は多くのことを学びました。
多様に生きることが許されない社会で、それでも自分らしく生きていこうとすることがどれほど大変なことか、その辛さや心の痛みは想像を絶します。

例えば紅葉の美しさ。誰もが認めるあの美しい景色は、様々な違う色や形が織り成す、そのグラディエーションがあるからこそのものです。
人間も色々な人がいて当たり前の社会です。お互いに違いを認め合って、良さを認め合って、誰もが心地の良い社会を目指してみんなで努力していきましょう。

内 容

・戦争は最大の人権侵害!
日本人は平和ボケしているんじゃないかと、国内外から批判の声が聞こえるが、平和ボケ大いに結構。
こうしている今も、戦時下にある人々の、自分や家族がいつ殺されるか解らないという、とてつもない緊張感のなかで生きていくことなど、私には到底できません。
みなさんはいかがですか?
愛する家族、息子がもし戦場で戦わなければならないことになったら・・・
愛する祖国が平和であり続ける為に、私たちがすべきことは何でしょう。

・母との葛藤の末たどり着いた、自分を生きるということ。
母は私の父と結婚する前、若くして未婚の母になり、幼子を抱えて苦難の日々を過ごしていました。
世間からは白い目で見られ、近所づきあいも断ち切られました。幼児の予防接種の知らせもなく、それが原因でわが子を7歳で病死させてしまいました。
以後、母は「世間に背く生き方をしたために子どもを殺してしまった。」と自分を責め続けました。
それからというもの、母の生き方の全ての基準は「世間体」となりました。
世間体ばかり気にする母との葛藤・確執の日々は壮絶でした。
その長く辛い日々を経て、互いを認め合うことの大切さを痛感しています。

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