「がんばらない」けど「あきらめない」
~命を支えるということ~

鎌田 實 かまたみのる

医師・作家

想定する対象者

広く一般
人生に迷った学生・教師・会社員、
病気と闘っている人・その家族など。
“いのちのいとおしさ、大切さについて考える。

提供する価値・伝えたい事

紛争地や原発事故で被曝し、何の罪もない子ども達が充分な治療も受けられないまま死んでいくという現実。チェルノブイリ原発事故によって白血病になった子ども達を救うための支援活動を通して、命の尊さを語る。
また、諏訪中央病院でとり組んでいるケアホスピスの話から、末期がん患者とその家族たちの強いつながり、医療に携わるスタッフとのふれあいなど、人間の強さを感じるエピソードを交え、感動的で心温まる講演。

内 容

・長年取り組んでいる、ベラルーシ・チェルノブイリ原発事故の汚染地区における現地の熱心な医師の報告や、隣国ポーランドのアウシュビッツユダヤ人収容所を訪れた時の感じた事で、戦争や核汚染のない平和社会、ひとり ひとりの命が大切である事を熱く訴える。

・最先端の医療技術をさらに進歩させることも大切。しかし、その最先端の医療技術から余命わすかと診断された患者さんの最後をいかに看取るかということにチャレンジする医療も大切。余命1ヶ月、3ヶ月と診断された人たちがたくさん私達の病院に来ます。皆さん完治は不可能な病状ですが、生きる目的や残りの命を有意義に過ごすためのアシストをしてあげれば、ほとんどの場合、1年、3年命が続きます。残された数ヶ月の間にできることと、一年の間にできることでは格段の差がある。心残りなく天寿をまっとうできるようサポートする仕事はこれから、もっと重要視されるべきだ。病気を診るのではなく、人を診る。医師は薬を投与するだけでなく、自らが薬の役割を果たすことができる。

・自身の生い立ち、父母の最期についてなど、父母それぞれの打ち明け話や、母親がいよいよ死に直面された時、息子として、医師として自身の意に反し人工呼吸器をつけられたときの葛藤を語る。

根拠・関連する活動歴

長年にわたる地域医療と患者さんとのかかわり、チェルノブイリ、イラクへの国際医療支援活動。

スタッフからのコメント

命の大切さを全国各地で説いて廻っておられるおられる鎌田氏の講演会は、来場された皆様の心に必ず響くものがあると思います。

それはご本人の生い立ち、医師として行ってきたこと、現在の活動、またその活動への想いの全てが一本に繋がっており、命という部分に直結するからだと思います。

学生の皆さん、一般の皆さん、医療関係・福祉関係の仕事に従事しておられる皆様等、年齢、立場を問わず、講演後には大切な何かを思い出すはずです。

手前味噌ですが、私の母も講演を聴講し、「良かった!素晴らしい講演だった!」と感動していました。(石川有信)

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