ベトナム進出で成長する日本中小企業
~アジアビジネスの可能性を探る~

関 満博 せきみつひろ

明星大学経済学部 教授
一橋大学名誉教授

提供する価値・伝えたい事

生産拠点が中国に一極化する中、よりスムーズな生産・供給ラインの確保といったリスクヘッジの必要性、また外資受入緩和などベトナム政府側の制度整備などの要因で、今ベトナムが注目をあびています。アジア規模での産業再編成が進み、低コスト生産拠点として魅力を放つアジア。中でもベトナムは、中国に次いで高い伸び率(GDP7%以上)で成長しています。

このことは、日本の代表的企業だけではなく、日本産業の圧倒的大多数を占める中堅・中小企業にこそ、重大な影響を与えています。実際、ベトナムの日系製造企業の約8割が、96年以降に創業した若い企業であり、「国情・治安が安定している」「教育水準が高い」「賃金水準が低い」などの条件からも、新天地を求めて進出する中小企業は多い。

講演では、実際にベトナムへ進出していった日本の中小企業の事例を取り上げつつ、世界唯一といえるベトナムの独自のミクロ分析を基に、これからの中小企業の成長へ向けた新たな方向性と、その展望をお話しいたします。

内 容

◆主な内容

・日系ユーザーへの供給を意識した進出

・輸出生産拠点の形成を目的とした進出

・東アジア地域全体を通じリスクヘッジを追求する進出

・中堅・中小企業の進出

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