日本とチベット 異文化を超えて
~多文化共生の時代へ~

バイマーヤンジン ばいまーやんじん

チベット出身の声楽家

提供する価値・伝えたい事

チベット人ということでいじめられた大学時代。
差別を受けて辛い思いをしていた時、「チベットは素晴らしいところですね」と、わが祖国“チベット”の素晴らしさを認めてくれる人が現れました。
その人はなんと日本人。やがて国境を越えて愛を育み、結婚を願うようになりました。
でも、実際に結婚するまでの道のりは長く厳しいものでした。

日本とチベットの、文化・習慣の違いは想像を絶するものがあります。
互いが理解しあうまでの紆余曲折ストーリーを、ユーモアを交えながらお話しします。

内 容

■私の生まれ育ったチベット
チベットは、遊牧で移動生活を続ける家族が大半。
大家族が互いに助け合って、過酷な環境のなかで生きています。
チベットから遠く離れて日本に定住したからこそ見えてくる、チベットのすがた。
祈りの心、精神的安らぎ、環境を守る生活など、チベットの文化・習慣についてわかりやすくお話しします。


■一妻多夫
男は遊牧生活で移動の繰り返しのため、チベットは一妻多夫が慣習です。
妻は多産を強いられ、心身ともにかなりの負担になっています。


■日本とチベットの違いを超えて
私は来日して、日本人の夫と結婚後は舅・姑との2世代で暮らしました。
家族の関係、食生活、習慣、教育環境、経済など、日本とチベットは全てにおいて大きな相違があります。
行き違いや思い違いなどを繰り返しながら、チベット人と日本人が共に暮らす家族のかたちを創っていきました。


■日本人が忘れかけているこころ
親を大切にする、食べ物を粗末にしない、山河を愛するなど、昔はそうであったはずの優しいこころは、もはや日本人のこころから忘れ去られているかのように感じます。

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