天に一番近い大地
~チベットの自然と人々~

バイマーヤンジン ばいまーやんじん

チベット出身の声楽家

提供する価値・伝えたい事

チベットは天に一番近い大地だと言われています。
チベットは「大地の命あるすべての万物は同等に尊い」とする“自然崇拝”の教えを守り続けています。

自分を育ててくれた大地の万物に敬意を払う気持ちを、これからも永遠に、何世代にもわたり伝えていきます。

内 容

■チベットの過酷な環境
チベットの草原地域には、電気もガスもない。標高の高いところには木もないので暖をとる薪も手に入らない。
唯一の燃料は「ヤク」と呼ばれるチベット牛の糞。糞を天日で乾かし、鉄のコンロに入れて火をおこす。
この糞が無ければ、暖をとる事も、温かい食べ物を口にする事もできない。
チベット人は、牛をはじめ生きとし生けるものを大切にする。

■全てのいのちは同等に尊い
チベット人は、特に環境を保護しなければならないという意識は持っていない。
大地でともに生きる全ての命に敬意を払い、かけがえのない命として大切にするだけ。

■便利さを望みすぎない。
地球温暖化の影響はチベットにも明らかな影響が出ている。
夏には26度にも気温が上昇、これまでになかったような水害が起こるなど。
全てを先進国のせいにしてはいけないが、便利さを望みすぎたのではないだろうか。
欲は抑えないといけない。ある程度よくなったら満足する。何事もバランスが大事です。

■故郷を愛する気持ち
環境保護を声高に叫ぶよりも、「あなたの故郷を愛しましょう。」と呼びかけることの方が大切。
日本にはその教えが欠けているのではないか。親から子どもへと伝えるべき“故郷”への愛。
自分を育ててくれた、自然に対して敬意を払い、感謝の気持ちをもとう。その気持ちの連鎖が、環境保護につながる。

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