家族のきずな、幸せのかたち

バイマーヤンジン ばいまーやんじん

チベット出身の声楽家

提供する価値・伝えたい事

結婚12年目でようやく子どもを授かり、夫と2人で有頂天になったのもつかの間・・・。
要介護の夫の祖母(92歳)との同居が始まった。日本の母は祖母の介護で手一杯となり、頼りにしていた出産前後のサポートは望めそうもない。急遽、チベットの母が来日し、同居生活が始まった。

ところが、日本とチベットの文化・習慣の大きな違いを思い知る事になる。
妊娠中・出産直後・離乳食・子育てなど、あらゆる場面で日本の母とチベットの母とでは意見が食い違う。
「どっちの意見を尊重すればいいの」どちらにも気を使う私は、毎日が板ばさみ状態に。
波乱万丈の出産顛末記!

内 容

■チベットの母と日本の母との板ばさみ
初めての来日となるチベットの母。慣れない日本で、懸命に娘を手伝おうとするのだが。
チベットの文化・習慣は日本にそぐわないことだらけ。

■マタニティーブルー(産後うつ)を体験
様々な心労が重なったのか、全身に激痛。心もうつ状態になってしまった。
夫から再三すすめられ、遂に心療内科の診察を受ける。
「マタニティーブルーです。」(産後うつ)と告げられた。
心身ともにボロボロの状態に陥り、幼子をやさしく愛撫する余裕がなくなってくる。虐待する母親の気持ちがすこし理解できる気がした。

■四世代同居の幸せ
チベットの母も帰郷し、出産前の四世代同居生活が戻ってきた。
少しずつ気持ちの余裕が生まれ、92歳のおばあちゃんと70歳の姑にも優しい言葉がかけられるようになる。
こちらが心を開き、素直になれば心が楽になる。頼りにすれば助けてくれる。
こちらが守っていかなければと思っていた祖母と姑は、思いもよらぬパワーで子育てを助けてくれる。
四世代同居の幸せをかみ締めている。

■子育てをじっくり味わう。
文化・習慣の違いを乗り越えて、マタニティーブルーを乗り越えて、今は子育てを楽しめるようになった。
子どもとの蜜月は短い。この貴重な年月・時間をじっくりと味わいたいと思っている。

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