『ブラック企業問題』の実態とネット上の誹謗中傷への実務的対応

毎熊典子 まいくまのりこ

特定社会保険労務士
RMCA認定上級リスクコンサルタント
JPAC認定プライバシーコンサルタント

想定する対象者

中小企業の経営者、上場企業の人事・総務担当者、コンプライアンス部門の担当者、危機管理担当者、広報部門担当者、監査役

提供する価値・伝えたい事

「ブラック企業」への社会的批判が高まる中、「ブラック企業」のレッテルを貼られることのリスクを理解し、予防対策を講じることで、人材の確保や取引・売上に対するマイナスの影響を回避し、企業価値を高めることが可能となりります
特に、労働人口が減少し、優秀な人材の確保が困難になる中、労務管理の面から企業価値を向上させることは、企業が継続的発展を目指すうえで、必須の事項であると思われます

内 容

従業員を劣悪な環境で働かせて使い捨てにする、いわゆる「ブラック企業」が社会問題になっています。このような状況下において、行政等による「ブラック企業」対策が積極的に進められていています。その一方で、「ブラック企業大賞」にノミネートされることなどにより、ネット上で「ブラック企業」のレッテルを貼られた企業には、様々なマイナスの影響が発生しています。
そこで、本セミナーでは、「ブラック企業問題」に関して、企業が認識しておくべきリスクとその対策について解説致します。

1「ブラック企業」とは
(1)「ブラック企業」の定義
(2)ネット上で行われる「ブラック企業」批判
(3)従業員の意識

2行政等による「ブラック企業」対策の動向
(1)厚生労働省による「ブラック企業」対策の動向
(2)その他の機関による「ブラック企業」対策
(3)「過労死等防止対策推進法」
(4)行政の動向

3「ブラック企業」というレッテルによるダメージ
(1)ブラック企業批判を受ける企業の例
(2)「すき屋」の労働環境改善に関する第三者委員会調査報告書
(3)「ブラック企業」批判のポイント
(4)企業が受けるマイナスの影響
(5)普通の企業でも「ブラック企業」の噂が立つ要因

4「ブラック企業」予防対策
(1)予防の基本は労務コンプライアンス
(2)労務リスク対策
(3)積極的な社員支援(働きがいのある職場作り)

5不当な中傷を受けた際の対処法
(1)誹謗・中傷を書き込まれた場合の対応のフロー
(2)発見・発覚及び報告・確認
(3)初動対応の実施
(4)調査の実施
(5)二次被害防止対策
(6)事後対応

根拠・関連する活動歴

社会保険労務士としてセミナー・講演を行う中で、「ブラック企業」問題についての話は、多くの受講者が関心を示される事項です。

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