経営者が海外子会社の決算書を診て質問すべきポイント

深川忠志 ふかがわただし

深川国際経営事務所 所長

想定する対象者

海外子会社を有する企業の経営者、幹部、財務経理部門責任者、内部監査人

提供する価値・伝えたい事

海外子会社には多くの無駄や改善ネタや不正等のリスクが溢れています。これらは決算書を丹念に読み込み質問し追加の詳細資料を要求し内容を確認することで相当程度発見・改善することができます。また、経営者がこのような関心を持つこと自体が不正や不適切な取引・行為を牽制する効果も期待できます。
業績改善ネタの宝庫である決算書の診るべきポイント、質問すべきポイント、どのような明細資料をみればよいかを分かり易く解説します。
決算書の中でも特にB/Sの見方を重点的に取り上げます。

内 容

講演全体を通じなるべく世界中の国々で講師が実際に経験した豊富な事例を交えて講演します。
(1)B/Sの具体例を幾つか示し「B/Sのこんな問題を看過していないか」をご一緒に考えてみます。
(2)B/Sの各科目(現金、預金、・・・)の着眼点(無駄、改善ネタ、不正リスク)と質問の仕方、要求すべき
  詳細資料について解説します。
(3)海外子会社の経営体質・経営課題を把握するための経営分析指標としての自己資本比率、流動比率、
  総資産回転率及び現金循環化日数(CCC:Cash ConversionCycle)とその3つの構成要素を事例を交えな
  がら説明します。

根拠・関連する活動歴

税理士試験の「簿記論」と「財務諸表論」に合格し決算書に関する専門的知識を有しています。
経営コンサルタントとして台湾に3年、銀行員として中国に2年、メーカ副社長として中国に5年半駐在する中で様々な成功体験、失敗体験、修羅場を経験する中で得たノウハウがあります。
また、2010年から3年半海外拠点監査を担当し、あら捜しではなく対象会社の経営改善に役立つ「コンサル目線の海外拠点監査に徹しました。傘は準備7割と言われますが、往査前に徹底的に決算書を読み込み過去の駐在経験者にヒアリングするなどして精度の高い経営分析を行いました。
欧米、オーストラリア、インド、インドネシア、タイ、ベトナム、中国、台湾等への往査を通じて多くの事例に遭遇し貴重な経験を積むことができました。

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