いつまでもプチ波乱万丈

大村朋子 おおむらともこ

国際ジャーナリスト バイリンガル司会者
NHKワールド・英語ラジオニュースデスク
NHK文化センター(青山・千葉)講師

想定する対象者

就職したものの達成感がなくて悩んでいる方
テレビが好きな方、テレビが嫌いで役割や使命に疑問を抱いている方
仕事をしたいけれど、家庭も大事にしたいと悩んでいる女性
女性たちをどう組織で活用して良いのか悩んでいる経営者や幹部の方

提供する価値・伝えたい事

雇用機会均等法が施行される2年前の昭和59年に就職しました。男性の同期記者は33人、女性の同期は1人。女性貴社の二期生でした。初任地名古屋では「東京から転勤してきた女性」として珍しがられるほどの時代で、愛知県警記者クラブの女性記者1号でした。NHKでの女性の泊り勤務も初。男性より短く、わずか3年の地方修行で上京。入局5年目に看板番組のキャスターを女性記者(職員)として初めて担当したり、アメリカに一人で一月も出張したり、常に「初の女性」という肩書きがついて回理ました。勤務17年目に英語ニュースデスクになり、40代という年齢も手伝ってかあまり女性であることで騒がれなくなりましたが、仕事上は男性と同じ能力を求められ、家庭では舅姑と同居しながら娘を育てるという古風な環境のなかで過ごし、悩みました。今の時代の女性たちが困っていることはほとんど乗り越えてきたような気がしています。これからの時代の女性の活用を考える上で、参考になるのではと自負しております。

内 容

私は北九州市のサラリーマン家庭の出身ですが、父の転勤で、10代の6年間を海外で過ごしました。18歳のときにイスラム革命のために帰国、日本になじめなくて20歳頃はとても苦労しました。が、良き友人たちに救われて大学を卒業。NHK入局後は数少ない女性記者のさきがけとして、28歳で全国放送の看板ニュース番組のキャスターになり、その後は報道一筋の30代を過ごしました。42歳直前に女児出産、ママになってからはNHKの中でも少数派である、バイリンガル(日英)のキャスターを務めました。46歳のとき夫が胃がん摘出手術。52歳〜54歳までインドネシア在住、現地国営放送アドバイザーに。帰国後54歳でフリーランスとなり、平成29年度は経産省の広報イベントのため、海外4カ国でバイリンガル司会を担当、来月には農林水産省のシンポジウムのモデレーターを日英で担当するなど、政府や企業の海外向け広報の仕事などに携わっています。2918年7月からNHK文化センター青山教室で英語講座を開始。翌年に千葉教室も開催。2019年1月に同居の姑(84)を看取り、現在は仕事の傍、嫁として残された舅(90)の介護もしています。とにかく波瀾万丈でここまでやってきました。受講する方のご年齢やご経歴に合わせて、話題を変えてお話しする予定です。

根拠・関連する活動歴

NHK在職29年
総合テレビ夜9時のニュースTODAY キャスター (88年・89年) として平野次郎さん、国谷裕子さん、橋本大二郎さん、藤田太寅さんらと共演。目加田頼子アナは大学時代からの親友。現在テレビ朝日キャスターの橋本大二郎さん、池上彰さんは元直属の上司。鎌田靖TBSコメンテーターは新人時代からの先輩で兄のような存在。退職するまでの12年間は国際放送に携わり、英語キャスター、英語ニュース番組の最強デスク(自称)として多くの「大村チルドレン」を育てた。現在は高齢出産した高2の娘の学習と部活のサポートをしつつ、90歳(要介護3程度)の舅の面倒も見ています。夫は山口大学教授として単身赴任中。

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