仕事と不妊治療の両立に向けて
~知っておきたい不妊治療のキホン~

永池明日香 ながいけあすか

株式会社東レ経営研究所 DE&I共創部コンサルタント

想定する対象者

管理職層、一般従業員層、人事担当者、労働組合の方

提供する価値・伝えたい事

不妊治療の検査や治療経験のある夫婦は4.4組に1組で、近年働きながら不妊治療を受ける人も増加傾向にあります。
不妊治療は突発的な通院が必要なため、業務との調整が難しく、また職場に相談しづらい内容のため、職場に言わずに辞めてしまうケースも少なくありません。厚生労働省の調査によると、働きながら治療をしている人のうち16%(女性は23%)が退職をしたという結果が出て、不妊退職は国としても課題の一つとして取り上げられています。
当プログラムでは、不妊治療の現状や基本情報とともに、不妊治療の実態や両立の課題、両立できる職場づくりのポイントをお伝えします。

内 容

【目的】
・近年、不妊治療をしながら働く人が増加していることを踏まえ、不妊治療の現状や基礎知識についての
 理解促進を図る。
・仕事と不妊治療の両立における課題を理解することで、必要な支援について検討する機会とする。
・仕事と不妊治療の両立が可能な職場の実現に向けた取り組みを促進する。

【カリキュラム】

1.不妊治療の現状と知っておきたい不妊治療のキホン
・特別な人だけの問題ではない、不妊治療の現状
・不妊の原因の約半数は男性にも有る
・不妊治療の種類(タイミング法、人工授精、体外受精・顕微授精)
・卵子の数の変化と妊孕性(妊娠する力)
・体外受精などを経て出産する確率

2. 不妊治療当事者の4つの負担
・精神的、経済的、身体的、時間的負担について
・各治療の通院日数、通院イメージ
・仕事と不妊治療の両立の課題

3. 仕事と不妊治療の両立のために
・プライバシーやハラスメントとの関係
・求められる両立支援の在り方
・仕事と不妊治療の両立のためには、上司や職場の理解が重要
・仕事と不妊治療の両立が可能な職場の実現に向けて
【演習】※時間に応じて実施
・ケーススタディ「部下から不妊治療の相談を受けたらどう対応するか?」

4. 先進企業事例の紹介 ※時間やご要望に応じて実施
・休業・休暇制度、在宅勤務、柔軟な働き方、経済的支援等の先進企業事例の紹介

上記は、1時間~2時間のカリキュラムです。時間によりワークの有無、内容、時間が変わります。
対象や時間により、内容のアレンジは可能です。

根拠・関連する活動歴

治療経験のある当事者として、またコンサルタントとして女性社員や管理職向けに当該セミナーを実施

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