震災報道の経験を今後にどう生かすか ~117から311~

春川正明 はるかわまさあき

ジャーナリスト
関西大学客員教授
元 読売テレビ解説委員長

提供する価値・伝えたい事

1995年1月17日。泊りデスクだった私は報道フロアにいた。命の危険を感じるほどの揺れを感じたが、視聴者から寄せられた「阪神高速が倒壊している」という声を信じることはできなかった。
2011年3月11日。番組出演中にスタジオで揺れを感じた私は、その夜のテレビニュースで気仙沼が燃えている映像を見て、翌朝一番の飛行機で東北に飛び、大津波警報のサイレンを聞きながら一人でデジカメ取材した。
2つの大震災報道を経験して感じたのは、自らの無力感だった。これを今後の災害報道にどう生かすのか、考える。

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