突然の別れと悲しみからの再生 
~犯罪被害の現場から~

入江 杏 いりえあん

文筆家
上智大学グリーフケア研究所非常勤講師

提供する価値・伝えたい事

2000年12月31日未明、東京都世田谷区の静かな住宅地で妹家族4人が殺害されました。その事件は、動機も容疑者像もはっきりしないまま、いまだ解決されていません。

未解決事件の被害者家族として何よりも伝えたいことは、妹たち4人はかけがえのない人たちであったということ、そして輝いて生きていた人たちだったということ・・・。

グリーフケア(自分にとって大切な人を失う悲しみの中で生きている人を支える事)への取り組み、家族の思いを込めて執筆した絵本『ずっとつながってるよーこぐまのミシュカのおはなしー』を出版までのいきさつ、同じ境遇を持つ方との絆、また「報道のあり方」について、残された者の立場からお話します。

大切な人を失った悲しみは決して癒えることはありませんが、少しでも前向きに生きることの大切さと、命の尊さを伝えたい。

内 容

1.事件の概要・・・『犯罪被害者が報道を変える』(岩波書店より)

2.絵本『ずっとつながってるよーこぐまのミシュカのおはなしー』ができるまで
  グリーフケアをキーワードに 

3.絵本とミシュカがつないだたくさんの新しい絆

4.封印をとく力を絵本に託して

5.支援される側からの勇気と支援する側からの勇気

6.「ずっとつながっているよ」助け助けられる社会に

7.犯罪に負けない

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