約束
~戦場ジャーナリスト・橋田信介と見るイラク~

橋田幸子 はしだゆきこ

橋田メモリアル・モハマドくん基金100人委員会 代表

提供する価値・伝えたい事

世界にはさまざまな民族、文化、風習が存在します。
異なる文化や宗教観、多様な価値観・・・互いが理解し合い、許しあうことが肝要です。
世界平和のために、私たちに出来ることがあります。すべき事があります。

戦争は一番のテロ行為です。
人間として、戦争は決して許される行為ではありません。

内 容

■戦場ジャーナリスト・橋田信介とモハマド君との出会い
モハマド君は自宅近くで起きた爆発によって割れたガラスが眼に突き刺さり失明寸前だった。自宅から遠く離れたバグダッドで手術を受けたが視力は快復しない。夫・信介はイラク取材中にモハマド君の悲劇を知った。

■ワンコイン活動(500円玉募金)
帰国後、日本の医療技術を必要とするモハマド君救済のための活動を始める。ワンコイン活動(500円玉募金)で、手術代、渡航費用、滞在費ほかを確保。モハマド君を日本に迎えるため、再びイラクに向かった。
夫・信介は、サマーワ宿営地を取材しバグダッドへ戻るところを襲撃された。現地の新聞が「日本人ジャーナリストが視力を失いかけている少年を救おうとしている」と大きく報道された当日に殺害されたことになる。

■果たせなかった遺志を継ぐ
戦争の混乱でその後、モハマド君の所在がわからなくなった。諦めかけたが、奇跡的に連絡がとれた。
夫、信介の果たせなかったその遺志を継ぐ形で、モハマド君の眼の手術を無事行うことができた。

■「橋田メモリアル・モハマドくん基金100人委員会」設立
全国からの多くの善意により「橋田メモリアル・モハマドくん基金100人委員会」を設立。現在はその基金でファルージャに子ども病院を建てることを最終的な目的として活動している。イラクの内線状態はますます悪化の一途。5年以内には実現させる計画ですすめている。

■イラクとの友好関係復活を願って
私達夫婦は戦場ジャーナリストとして、何度も危険な目に会ってきた。でもその度に"日本人"ということで助けられてきた。かつては、日本人に対する感謝や尊敬の眼差しがあった。しかし現在では、"日本人"であることで攻撃のターゲットになる。私はモハマド君を助けるという行為や子ども病院建設によって、以前のように日本人とイラク人との友情が取り戻せたらと願っている。イラクの将来を担う子ども達に反日感情をもってもらいたくない。

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