ボク、学習障害と生きてます
~家族と次男の509日の闘い~

南雲明彦 なぐもあきひこ

明蓬館(めいほうかん)高等学校
共育コーディネーター

想定する対象者

「教育」「福祉」「人権」に関わる・或いは興味のある方々
小・中・高校の教職員、保護者、児童・生徒の方々
「障がい」に関わる方々
特別支援教育が始まり、発達障害を持つ子どもたちに対して、理解が進むようになってきました。しかし、一歩外に出れば、「発達障害」というものをご存知の方は、圧倒的に少ないように思います。そして、学校内でも、まだ、「生の声」があらゆる学校に届いていないように思います。

提供する価値・伝えたい事

特別支援教育が始まり、発達障害を持つ子どもたちに対して、理解が進むようになってきました。私は21歳になるまで、この障害があることを知らずに、学校、社会で苦しみ、もがき、引きこもり、自傷行為、家庭内暴力、アルコール依存と、荒れた生活を送ってきました。しかし、学校に行けなくなった苦しい時期に、励まし、耐え続けてくれた家族がいたからこそ、もう一度、立ち上がることができました。支援方法、教育論は大事です。しかし、言葉や技術よりも、大切なものがあります。それを私の経験を通じて、感じて頂きたいと思います。

内 容

【1】学校での「学びづらさ」について  小学校→中学校編
・読み書きがうまくできない
・耳と目で学習する方法を編み出す
・先生からの指示を聞き違える
・周囲の音がうるさくてたまらない「聴覚過敏」

【2】17歳でついにバーンアウト 高校編
・ノートを書くことも音読もうまくできず、授業のスピードについて行けない
・「僕は怠け者」と自分を責めるように・・・
・17歳で不登校になり、不眠・無気力などの連鎖

【3】引きこもり(迷い続けた日々)
・自傷行為や引きこもり
・二次障害「強迫性障害」を発症
・夜の街を彷徨う日々

【4】アルバイトで体験した大きな壁
・読み書きがうまくできないことの弊害
・「僕はやっぱり怠け者」と自分を責める日々

【5】出会いの力に救われた!
・ある女性カウンセラーとの出会い 「君は君でいいんだよ」
・インターネット高校との出会い
・「学習障害」との出会い  「ディスクレシア」を知る前と知った後

【6】家族の絆・全ては、自分を見捨てなかった家族がいたから、できたこと
・ディスレクシアであっても、あなたはあなただよ
・家族は、生きる原動力

今まで、生き続けてこれたのは、沢山の人の支えがあったからこそです。でも、やっぱり、一番は、家族の愛に他なりません。家族が支え続けてくれたからこそ、私は諦めることなく、「わずかな可能性」を探し、ひたすら走り回り、未来にチャレンジし続けることができました。家族の存在が、自分に希望を与え、家族の力が、自分の力になり、違う誰かの心を暖めることができる。家族とは、生きる源です。

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