みんなちがって みんないい
~ちがいを認め合える社会をめざして~

金慶子 きむきょんじゃ

伊丹市人権教育指導員
伊丹市社会教育委員

提供する価値・伝えたい事

差別は当事者だけの問題ではありません。当事者と周囲のものが手をつなぎ、共に「知る→気付く→声を上げる→行動する」ことが大切です。
講演では、長男が16歳の時の指紋不押捺問題や、当時外国人市民は使えなかった住民票自動発行機のことなど、具体的な事例をあげて皆様に問題提起し、共に考えていきます。

内 容

「み~んな同じ」
この言葉を聞くたび、自分のことが言えなくなった。
私は日本で生まれた外国人。
違ってるって、悪いこと?
だれかに聞きたかったけれど、聞けなかった。

「私は、日本人」
嘘がばれそうになると、さらにいくつもの嘘を重ねた。
私は日本で生まれた韓国人。
違ってるって、悪いこと?
心が苦しくて、だれかに本当のことを言いたくなった。

そんな時、また聞こえてきた。
「み〜んな同じがいいんやで!」
わたしはどんどん元気をなくしていった。
みんなと違っていることが嫌になった。
みんなと違っている自分が嫌になった。

そんな時、金子みすずの詩に出会った。
「みんな ちがって みんないい」
私は少しずつ元気を取り戻していった。
みんなと違っててもいいんだ。
みんあんと違っている自分が好きになった。

そして、自分と違っているみんなが好きになれた。

おおきな声でだれかに言いたくなった。
「み〜んな違っていて、当たり前」と・・・。


           『共に生きよう』 より

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