ジェンダー・ギャップ指数134カ国中94位をどう解釈するか? 
グローバル視点から考える日本の男女共同参画

大崎麻子 おおさきあさこ

ジェンダー・スペシャリスト
関西学院大学 客員教授

想定する対象者

行政の男女共同参画担当者
男女共同参画に関心がある人
国際情勢、グローバル化の現状について知りたい人
1999年に基本法が策定されてから、日本国内で男女共同参画に関するあらゆる取組みが行われています。
しかし、世界的な指標から見ると、日本のジェンダー平等の状況は134カ国中94位。先進国では最下位です。
また、国連女性差別撤廃条約委員会からも、日本の取組みの遅れが厳しく指摘されています。
「ジェンダー」の概念が正しく理解されず、「ジェンダー=男女の性別を無くそうという危険な考え方」という言説も
未だに散見されます。

提供する価値・伝えたい事

日本の男女共同参画の現状や問題点を「グローバルな視点」からわかりやすく解説します。
男女共同参画社会の実現が、一人一人の人生の豊かさだけではなく、活気のある社会・持続的な経済の
礎になることを、北欧・ヨーロッパ・北米・アフリカ等の国々の実例を交えて解説します。

内 容

※PPTスライドを用いた講演スタイル(60分~90分)

1.国際ランキングからみた日本
  ・経済規模(GDP、一人当たりのGDP)
  ・人口 (総人口、年代別)
  ・その他(日本の相対的な位置がわかる指標)

2.ジェンダー・ギャップ指数からわかること 
  ・ジェンダー・ギャップ指数とは?~世界経済フォーラム(ダボス会議)とジェンダー~
  ・順位・指標から見えてくる日本の現状、他国との比較 (健康、教育、経済、政治)
  ・なぜ、世界の財界人・企業が集う「ダボス会議」でジェンダー/男女共同参画が話題になるのか?
   ~経済成長、企業のパフォーマンスとジェンダー平等の関係性~

3.国際条約からみた日本国連女性差別撤廃条約と日本
  ・国連女性差別撤廃条約の内容
  ・委員会からの「勧告」~婚姻年齢、選択性夫婦別姓、同一価値労働同一賃金等~

4.男女共同参画社会が実現すると、どんな良いことがあるの?
  ・「一人一人が生きやすい社会」
  ・少子化対策&社会保障の充実した安心社会
  ・経済規模の拡大とグローバル化への適応

根拠・関連する活動歴

国連などでの実務経験(ジェンダー主流化政策
大学の授業を担当(「ジェンダー論」「開発とジェンダー」)

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