オール1の落ちこぼれ、教師になる

宮本延春 みやもとまさはる

エッセイスト、元 高校教諭、作家

想定する対象者

波乱万丈な人生ほど、面白いものはありません。老若男女、皆さまに楽しんで頂けるはずです。
聴き終わったあと、少し心が暖かくなり、ちょっと元気が出てくる講演をさせていただきます。

提供する価値・伝えたい事

教育というものは「家庭教育」「学校教育」「社会教育」と、場所によって呼び方が変わるものです。
しかし、教育という意味ではどこも同じであり、その根幹は「人を育てる」というものです。
私は、学校教育関係者ですが、親であり、社会人であり、過去は子どもでした。家庭や社会でも教育を受け、今は教育をする立場へと変わりました。
その時、それぞれの場所で、何に悩み、何を感じて、どのように成長することができたのか、ユーモアたっぷりにお伝えします。

中卒で働きはじめた頃、様々な疑問がわいてきました。
働くとはどいういうことなのか、なぜお金を稼がないといけないのか、自分は何のために生きているのか、幸せになるとはどういうことなのか……。
10代のとき、両親が相次いで亡くなる頃、悩んでいました。
10年、20年、今の会社でずっと働き続けたその先に「この会社で働いてきて、この仕事をしてきて、本当に良かった」と、満たされる日は、本当に来るのだろうか……。
自分の将来に絶望しながら、アルバイトをはじめた建設会社。その社長に大事にされることで、はじめて「ここで働きたい。そして、恩を返したい。親方に喜んで欲しい」そう思いながら働くことができた。
そして、働きぶりを認めてくれて、正社員として採用してくれたことで、私の生活は劇的に変わっていった。
人から受けた恩を糧に、なぜ生きるのか、なぜ働くのか、幸せとは何なのか、少しだけ分かったような気がした。

ここでは語り尽くせませんが、どのように育てて頂いたのか、その失敗例も、成功例も詳しく紹介し、家庭教育・社会教育において、さらには育てる側として、何に配慮すればいいのか……社会人として働かれている皆さまに、少しでも得るものがあるよう、元気になれるよう、笑顔になれるよう、お話しさせて頂きます。

内 容

タイトルにあるように、どうしてオール1の落ちこぼれになったのか、そして、そこからどのようにして教師になったのか……。

私は、生まれてすぐに養子に出され、血縁関係のない家庭で育ちました。
小学生の低学年からいじめが始まり、学校嫌いが勉強嫌いにつながり、中学ではオール1となり、いじめを苦に自殺未遂も経験しました。

高校へは進学でず、中学卒業後は見習い大工として働き始め、16才で母を、18才で父を亡くし天涯孤独となり、1ヵ月の生活費が13円という極貧の生活をするなか、ある建設会社で働きはじめました。

すぐに辞めようと思っていましたが、心ある親方たちのおかげで、私の中に変化が生まれました。それは、大切にしてくれることで、親方を大切にしたい、恩を返したい、という思いです。

この会社で私は、感謝する気持ちを学び、働く喜びを知りました。

そして、23才のときアインシュタインロマンというテレビ番組を見たのをきっかけに、物理学に興味を持ち、親方の応援もあって夜間定時制高校へ進学し、名古屋大学に合格し、大学院まで進み、思うところあって母校の教師となりました。

現在は、心臓病の長男と、自閉症の次男、二人の我が子をケアしながら、講演や執筆を行っています。

これらの経験を背景にお話しながら、能力を向上させるための方法、人を動かすときのコツ、やる気を削いでしまうNGワード、普段の生活の中にある幸せに気付くことなど、多岐にわたってお話しさせて頂きます。

子どもがあこがれる大人は、笑顔で、元気で、楽しそうに働き、輝いて生きている人です。子どもが未来に希望が持てるのは、実は大人の笑顔です。

社員の皆さまが笑顔になれば、それは会社だけでなく、皆さまのご家族にも広がって行きます。

社員、ご家族の方々、より多くの方に笑顔になって頂けるよう、心を込めてお話しをさせて頂きます。

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