多文化共生社会の実現へ
~世界が教えてくれた「違い」を認め合う大切さ~

藤本正樹 ふじもとまさき

株式会社グローカルアース 代表取締役
世界を旅し世界を伝える旅人先生

想定する対象者

一般的な小学生、中学生、高校生の保護者を想定しています。
子どもの進路への考え方も様々で、高い意識の方もいればあまりそうでもない方もいる、という状況を想定して、講演内容を考えております。
あるいはニュースや社会問題に対しての考え方も様々で、色々な価値観を持つ保護者の方々いる状況を考えております。

提供する価値・伝えたい事

・世界は大きく動いており、かつてのような日本的価値観だけでは、これからの世の中を生きていくのは少し大変になっていく、という現実と、しかし実は日本的価値観は素晴らしいものであり、世界でも高く評価をされている、というもう1つの現実をお伝えする。
・多文化共生社会とは「正しく知ること」「違いを認識すること」「認め合うこと」の3つであることをお伝えする。
・世界と日本の関係が大きく近づいている時代だからこそ、互いを尊重しあう(つまりは人権を尊重し認め合う)社会を意識することの大切さ。
・世界を実際に歩いてきた「元教師」だからこそ感じてきたリアルな体験談と、それを通して感じてきた、人権尊重の意識と多文化共生の大切さ。

内 容

※進行例の1つです。ご希望に合わせて、細かい内容等アレンジすることができます。

①自己紹介
~動画も使用しながら、まずは自分が何者なのかをしっかりとお伝えする。~

②アイスブレイク
~「ふじもん先生の旅人になろうゲーム」を行い、まずは場をリラックスさせる。それと同時に、想いがあれば世界中を旅することができる、想いがあればどんなことでもできるということを、まずは最初に話しておく。

③そもそも「人権」とは何か
~基本的な知識をまずは説明、確認し、共通認識を作っておく。そしてこの講演の中では、特に様々な人種、民族、宗教、生活習慣を持つ人々との共生について、いわゆる「多文化共生」について人権的な側面から話していくことを伝える。~

④「人権を尊重する」とは何か
~世界を流れている中で、自分自身が「人権を尊重されなかった」経験、特に人種差別的な側面から写真を見せながら話をする。また、日本にやってくる外国人の数のデータを見せながら、このような外国人の方々と共に暮らしていく時代がすぐそこまでやってきていることを説明する。~

⑤簡単ペアワークその1「どちらが優れているか説得ワーク」
~それぞれに与えられたある事象について、自分のものの方がいかに優れているのかを説明する。しかしこのワークに答えはなく、結局はただの「違い」であることに気付いてもらう。そしてそれを認め合うことが大切なのであり、お互いに対立するものではないことを感じてもらう。~

⑥簡単ペアワークその2「認め合いワーク」
~どちらかが1つの事象について説明をし、肯定的な反応と否定的な反応をわざと行う。そのワークを通して、心から違いを認め合うことの大切さ、まずは人間としてお互いに承認することの大切さを感じてもらう。~

⑦日本は世界からどう見られているか
補足的ではあるが、日本が世界からどう見られているかを、データと旅の体験を通じて説明しておく。他の人々を認めるためにはまずは自分たちが自分たちを認めてあげることが前提条件であるので、多文化共生を目指すからこそ、日本という国がどう見られているのかを説明する。

⑧すべては「違い」と「認め合い」に帰結する
~世の中の人権問題の多くは、私たちがこの2つの心持ちを心底持てていないことから出発していると説明する。そしてそれにプラスして、「正しく知ること」の大切さにも触れる。
ここでは特にイスラム教へのイメージのも触れながら、私たちが持っている様々なイメージは情報に左右されているところから出発していて、「違い」と「認め合い」の気持ちを持つことは実はけっこう難しいという、メディアリテラシーについても触れる。
そして最後のポイント3つ、「正しく知る」「違いであることを認識する」「お互いに認め合う」ことの3つが重要であり、それができれば、自然と多文化共生社会が実現することを説明して、まとめとする。ここでも多くの写真を活用して、ビジュアルを通して説明する。~

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根拠・関連する活動歴

【根拠となるプロフィール・活動歴】

大学卒業後、プロスキー選手として国内外で活動。引退後、ワーキングホリデーにてオーストラリアに渡り、日本語教師、空手指導員、日本人会イベント運営など様々なボランティア活動に従事する。その後アジアを中心に世界各地を放浪し、日本へ帰国。

帰国後、教育の世界へ。私立高校教諭、板橋区教育委員会特別支援教育巡回指導員を経て、埼玉県公立中学校教諭となる。中学生と社会人が働く目的について語り合う対話型授業「ハタモク中学」や、プロの格闘家を招待しての体験学習授業などが注目され、読売新聞に掲載される。

2013年3月に中学校を退職。新たなグローバル教育の必要性を感じ、子どもたちの世界観を広げたい、「世界のリアル」を日本の子どもたちに伝えたいという想いから、再び世界一周放浪の旅へ。旅中は世界各地で活躍する日本人へのインタビューや、日本人学校および現地の学校への取材活動も行う。世界5大陸縦横断を果たし、合計約85の国に訪問。

2015年の春から夏にかけてはインドを訪れる。現在でも世界中への旅を続け、常に世界に触れながら「世界リアル」を届け続ける旅人先生として、全国各地の学校や塾、教育イベント等を駆け回っている。「ふじもん先生の旅プロジェクト」代表。

小学校から中学校、高校、大学、PTA、教職員研修、企業に至るまで、全国各地での登壇多数。

【著作】
『中学教師が行く、無計画世界紀行』(kindle版、マイナビブックス)

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