光を失ったピアニストからのメッセージ
音楽を通じて、生きていることの素晴らしさや勇気を届けたい。

梯 剛之 かけはしたけし

ピアニスト

内 容

生後1ヶ月で眼の小児癌のため光を失いました。
僕のかたわらには常に音楽があり、辛く苦しいときには、いつも音楽に支えられて生きてきました。
4歳から本格的にピアノのレッスンを習い始め、中学校は音楽大学附属中学校に進みたいという希望を抱いていました。
しかし全盲と言う理由で進学は叶いませんでした。
そのため、小学校卒業後は日本を出て、ウィーン国立音楽大学の準備科で勉強をする事になりました。
ウィーンでの生活を開始して10ヶ月を経た頃、再び左の眼球に癌が見つかりました。
死の恐怖に怯える中で、これまで当たり前のように与えられてきたもの、生きること、音楽、両親や先生たちの支えなど、決して当たり前のことではなかったことに気づかされました。

音楽の持つ魅力や力を伝えることで、生きていることの素晴らしさや勇気を、多くのみなさんに届けたいと願っています。
私の演奏と解説、これまでの経験を語ることで、生きることの意味を考えるきっかけになればと思います。

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