宝井琴梅 たからいきんばい
農業講談師
出前講談、農業講談、経営講談と多彩に活躍する異色の講談師。昭和16年東京生まれ。都立本所工業高校卒業。同41年12代目田辺南鶴に入門、師匠死去後、5代目宝井馬琴門下に。同50年真打に昇進し、琴梅を襲名。出前講談や社寺境内での辻講釈を考案し、話題を呼ぶ。
宝井琴梅のプロフィール
■職歴・経歴
卒業後、溶接工となるが、講談の魅力にとりつかれ、昭和41年、12代目田辺南鶴師に入門。前座名鶴遊を名のる。昭和43年、南鶴師の死亡により5代目宝井馬琴門下となり、琴時と改名。昭和44年二ッ目、昭和50年6月、真打に昇進、宝井琴梅を襲名。
時代との適合を常に心がけていた温和な口調の南鶴、真っ向から大きく押しまくる手強い調子の馬琴の両師匠の長所を受け継ぎ、新作・古典両面で旺盛に活動。昭和62年より、食料問題の原点を探るため日本全国を東奔西走農家に泊り込み、生産者の本音・実態を勉強し、これらの体験をもとに農業講談を高座にかける。古典の他、新作「俺らあ日本のマンマが食いてえ」「農は国の基なり」「炎の画家ゴッホ」「ゲルニカ」「答礼人形」、反戦講談の「風船爆弾」がある。また、講談とジャズピアノの融合など、新しい世界にも挑戦。
講演タイトル例
環境問題 江戸っ子に学ぶリサイクル
地球温暖化の原因はモノを燃やして出来る二酸化炭素。その「温室効果ガス」を減らすには、無駄なエネルギーを使わないことと、リサイクルで新しく作るためのエネルギーを使わないこと、などが、誰にも出来るストップ...
プランへ移動教育・青少年育成 講談で学ぶ子育て
子どもたちの心の乱れは、親の子育てにある。甘やかしたり、愛情をかけてやらなかったら、子どもは、すくすくまっすぐには育ちません。 講談には、子どもを厳しく慈愛に満ちた育て方をした人が、たくさん登場してき...
プランへ移動健康 おらあ日本のマンマが食いてえ
食べ物は生命の糧なり。食料を外国に依存・依頼せず、日本の大地で作っていただきたい。食べ物の偉さ・尊さ ・大事さを伝えたい。 新潟県大和町で10アールの田園を借りてのキンバイ米作りの実体験を元に、米作り...
プランへ移動農業・農政 農は国の基なり
食べ物は生命の糧なり。食料を外国に依存・依頼せず、日本の大地で作っていただきたい。食べ物の偉さ・尊さ ・大事さを伝えたい。 安価な外国の食べ物を輸入出来ても、水や空気・景観は買うことが出来ない。 農業...
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