これから看護の世界に足を踏み入れる学生を見守る教職員の皆さまにとって、知識や技術だけではなく、「看護の有り方」「命の大切さ」「障がい理解」「あきらめない心」など、学生へ伝えたいことはたくさんおありかと思います。システムブレーンでも、これから看護の世界に足を踏み入れる学生へ向け、机上の理論ではなく、さまざまな苦難や逆境を乗り越え夢を実現させてきた講師の方々の体験を聞いていただくことが最も心に響き、これからの自分自身の看護師としてのあり方に影響を与えるのではないかと考えています。
戴帽式での記念講演会や卒業講演としてふさわしい、好評の講演プランをご提案いたします。
■目次
- 青野浩美 『前例がなければ作ればいい(トーク&コンサート)』
- 石田ゆうすけ 『夢を形にする喜び~自転車世界一周の旅を仕事に変える~』
- 伊藤真波 『あきらめない心~前向きに生きることで必ず道は開ける~』
- 大谷貴子 『白血病から学んだこと~生きていることの喜びを伝えたい~』
- 桂 三四郎 『当り前の事が夢をかなえる第一歩!!「挨拶」「礼儀作法」「敬いの心」が夢を叶えてくれる』
- 後閑愛実 『看護師になるまえに知っておきたい「いのちの終わりの向き合い方」』
- 腰塚勇人 『命の授業~今の幸せに気づくことから夢はひろがる~』
- さくらいりょうこ 『未来をくれためぐり逢い~あなたに会えて本当によかった~』
- 清水浩司 『身近な人が“がん”になったときの心の持ちよう』
- 玉城ちはる 『命の参観日』
- 堀池薫子 『みんなで作ろう夢ツリー!!!』
- 又野亜希子 『命の輝き~車イスから見える世界ってけっこうステキ~』
- 宮子あずさ 『看護師という生き方―看護師は生きてきたように看護する』
- 望月美由紀 『笑いの天使クラウンが贈る 笑顔を咲かせる4つのヒント』
- 森 圭一郎 『トーク&コンサート 「夢を追う事の大切さ」』
青野浩美 あおのひろみ
声楽家
前例がなければ作ればいい(トーク&コンサート)
声楽家をめざしていた矢先、原因不明の神経性難病を発症した青野浩美さん。命を守るため「気管切開」するも歌手を諦めず、家族や支援者に支えられ、「気管切開をした声楽家」として活動をスタートさせました。講演では歌と語りで、夢を持ち続けることの大切、ただ生きていることの喜び、周囲から生かされていることへの感謝を表現します。感動と生きる喜びを感じられる講演は、これから巣立つ学生さんの心の宝物となることでしょう。
- 人権・平和
主催者様からの声
自らの体験を語りながら一度は失った素敵な声で聞かせて頂いた歌声が心にしみわたりました。常に前向きに生き、勉強される姿に勇気、元気をたくさんいただき感謝しています。道しるべになりました。
石田ゆうすけ いしだゆうすけ
旅行作家 グルメ作家
夢を形にする喜び~自転車世界一周の旅を仕事に変える~
7年の歳月をかけて、自転車で世界一周、87ヶ国をまわった石田ゆうすけさん。その時の体験を綴った『行かずに死ねるか!』は累計20万部を超えるヒット作となりました。講演では、旅のスライドを上映し、みなさんに世界一周旅行の疑似体験をしてもらいつつ、笑いをたっぷり交えながら、さまざまなエピソードをお話します。「夢」「モチベーション」「感謝」「国際理解」等をテーマに話し、やる気や勇気を喚起します。
- モチベーション 意識改革コミュニケーション
主催者様からの声
世界中の国々の様子や人々との触れ合いなどを、美しい写真とともに、体験者自身に語ってもらい、生徒たちは、体験者の思いを受け止めることができました。中学生にとって、世の中を知る実に貴重な学びになりました。
伊藤真波 いとうまなみ
元 パラリンピック水泳日本代表
あきらめない心 ~前向きに生きることで必ず道は開ける~
元パラリンピック選手水泳日本代表選手の伊藤真波さんは、看護師を目指していた20歳の頃、バイク事故に遭い、あえなく右腕を切断せざるを得なくなりました。一旦は失意のどん底に陥るも、家族や周囲の支えもあり、何とか看護師に復帰するまでになります。そこから、水泳でパラリンピック出場、結婚、出産と幾多の困難を乗り越え、夢を実現してきました。講演では、「どのような状況にあっても、前向きに生きることで必ず道は開ける」ことを伝えます。講演後の義手によるバイオリン演奏も多くの人の感動を呼んでいます。
- 人権・平和
主催者様からの声
講師の伊藤真波さんが自らの思いを余すところなく精一杯語ってくれたことで、会場にいる全ての人に感動と明日を生きる勇気を与えてくれました。心から感謝申し上げます。
大谷貴子 おおたにたかこ
全国骨髄バンク推進連絡協議会 前会長
白血病から学んだこと~生きていることの喜びを伝えたい~
大学院生の頃に慢性骨髄性白血病と診断され、骨髄移植を受けた経験を基に、闘病中に感じたことなど、患者としての立場からメッセージを伝えている大谷貴子さん。本講演では、これから看護師となる学生の方々に向けて、「生きていることの意味」をお伝えし、また、看護師としてどのように接していくか、どのように声を掛けると相手に伝わるのか、具体例も交えながらお話します。看護師という仕事の素晴らしさを感じられる内容です。
- 人権・平和 福祉・介護
主催者様からの声
生きていることへの感謝、相手を思いやる気持ち等々、広い意味での人権意識と命の大切さを感じられるとても良い講演でした。
桂 三四郎 かつらさんしろう
落語家
当り前の事が夢をかなえる第一歩!!
「挨拶」「礼儀作法」「敬いの心」が夢を叶えてくれる
これから看護師となる皆さんは、希望とともに不安もあることだと思います。悩みの多い年代の方たちに、自分の飛び込んだ落語界という特殊な世界を面白おかしく紹介しながら、落語の修業を通して学んだ挨拶、礼儀作法等の大切さが夢をかなえることにつながるということを伝えていきます。学生さんと近い年齢にあり、若者の目線で、学生の皆さんの知らない落語を紹介することによって、知らないことに対して積極的に興味をもつきっかけになります。
- 健康コミュニケーション教育・青少年育成演芸・演劇
主催者様からの声
学生・教職員ともに内容に満足しました。学生は、第一印象の大切さや挨拶、礼儀作法などの基本的なものの大切さを改めて感じ、「今後の実習に生かしていきたい」「社会人になるうえでの基本を考えることができた」などの発言が聞かれました。なにより、楽しい時間の中でそれが達成できたことがとてもよかったです。
後閑愛実 ごかんめぐみ
看取りコミュニケーション講師 看護師
看護師になるまえに知っておきたい「いのちの終わりの向き合い方」
講師の後閑愛実さんは、2003年に看護師になって以降、1000人以上の患者さんと関わり、何度となく看取りの場面に遭遇しました。「患者さんの死は悲しいけれども、涙や後悔の奥には、別れをそれほど悲しめる関係性が築けたという「幸せ」が隠されています」と語る後閑さんが、最後まで患者さんの”生きること”を支える看護師の仕事について、リアルな命の向き合い方や現場のことをお話します。現役看護師の立場で、生の現場で起こっている困難や喜び、感動をお伝えします。
- 福祉・介護 医療・福祉実務人権・平和教育・青少年育成
主催者様からの声
コロナ禍のためオンラインでの開催でしたが、「死」「いのち」「きずな」「尊厳」について多くの気づきを頂けました。
腰塚勇人 こしづかはやと
元 中学校教諭
命の授業~今の幸せに気づくことから夢はひろがる~
腰塚勇人さんは、中学校の体育教師として充実した日々を送っている最中、スキー事故に遭い、頚椎(首の骨)を骨折。首から下は動かない「寝たきり」の状態になり、自殺を考えたこともあるそうです。家族や医療スタッフのサポート、そして生徒からの励ましの声のお陰で、辛いリハビリにも耐え、見事に復活をします。その体験を通し、自分の命が「助けられ、生かされている」ことを実感。腰塚さんの前向きな生き方に多くの人が共感し、講演では涙する人も多いほど。卒業生へのはなむけにおすすめの講演です。
- 人権・平和
主催者様からの声
私たちの職業は多くの患者と接していますが、日々の業務に追われ大事なものを忘れかけていたように感じました。この職業を選んでここまで仕事を続けられたことへの感謝、この職業を選んでの誇りを再確認できました。
さくらいりょうこ
人生を奏でる講演家 パワーオカリナ奏者 一般財団法人クラスジャパン教育機構評議員
未来をくれためぐり逢い~あなたに会えて本当によかった~
音楽家を目指している途中で、厚生労働省指定難病クローン病を発病したさくらいりょうこさん。症状はどんどん悪化。腸閉塞を破裂させ、生死をさまよったこともあったそうです。そんな絶望の淵から救ってくれたのが、「いつも優しく寄り添った看護師さんたち」だったそうです。講演では、そんな看護師さんたちに感謝をこめて、オカリナの演奏とともに、素晴らしい看護師さんたちの出会いや出来事をお話しします。
- 人権・平和 医療・福祉実務コミュニケーション 音楽
主催者様からの声
今回の講演では、自分の人生を精一杯生きること、夢を持って生きていくことの大切さを教えていただき、多くの受講者に感動を与えました。また、軽快な大阪弁での講演とオカリナ演奏の組み合わせは、受講者を飽きさせない魅力がありました。
清水浩司 しみずこうじ
作家、ライター、編集者
身近な人が“がん”になったときの心の持ちよう
直腸がんの妻を看取った経験を綴った『がんフーフー日記』の著者、清水浩司さん。その著書は2015年に佐々木蔵之介さんと永作博美さんの出演で映画化もされました。本講演では、がん患者の家族という立場から、患者とその家族がどのようなストレスを抱え、医療関係者はどんなサポートができるのかを、学生の皆さんと一緒に考えていきます。これから医療現場に立つ皆さんにエールを込めて、がん家族の生の声をお伝えします。
- 福祉・介護
健康
主催者様からの声
この回は医療従事者に対するメッセージに内容を絞った結果、講演後、多くの医師の方々から「気づきがあった」「非常に参考になった」とのお声をいただきました。
玉城ちはる たまきちはる
シンガーソングライター、ホストマザー
命の参観日
音楽活動の傍ら、アジア地域の留学生支援活動「ホストマザー」を10年間継続した経験を持つ玉城ちはるさん。その経験を基に、講演では、異文化コミュニケーションや世界平和をテーマにお話しをしています。また、大学生の頃に父が自殺した経験から、命の大切さ、自分を愛せるヒントもお伝えしています。ご自身が作詞作曲した歌とともに、「人と人の繋がり、絆、命」について問いかけます。
- 人権・平和教育・青少年育成
主催者様からの声
卒業生に素晴らしい人生体験を伝え、大変な励ましを与えたと思います。欲を言えば、会社に入ったのちの経験が伝えたらもっと良かったと思います。
堀池薫子 ほりいけかおるこ
前 NFL デンバーブロンコス チアリーダー (2007-2008・2008-2009・2009-2010)
みんなで作ろう夢ツリー!!!
「チアリーダーになりたい」という夢を叶えるために仕事を辞めて単身渡米した堀池薫子さん。アメリカのフットボールリーグNFLのオーディションに合格し、活躍したのちに、現在は次世代チアリーダーの育成活動と夢を持つことの大切さを伝える講演活動を行っています。講演では、これまでの体験を話した後に、実際に夢を紙に書いて皆で読みあい、夢実現へのモチベーションを高めていきます。体を動かすストレッチもあり、心と体に元気をチャージできます。
- 教育・青少年育成 意識改革 モチベーション 安全管理・労働災害
主催者様からの声
生徒たちの心を揺さぶるすてきな講演てした。講演会後、多くの生徒たちの「夢を叶えたい」という気持ちが高まりました。本当にあがとうございました。
又野亜希子 またのあきこ
『ママの足は車イス』著者 元 幼稚園教諭 保育士
命の輝き
~車イスから見える世界ってけっこうステキ~
「ただただ、歩いている人が羨ましくて仕方なかった私。そんな私が車イスを自分の足として生活していることに気がつきました。車イスから見える世界はけっこう素敵です」。そう語るのは、幼稚園の通勤途中に交通事故に遭い、車イス生活を余儀なくされた『ママの足は車イス』著者、又野亜希子さんです。どん底の車イス生活から長女の出産、育児を通して見えてきた命の大切さ、生きている奇跡についてお話しします。
- 人権・平和
主催者様からの声
ご自身の厳しい体験を平易が言葉で、思いを込めて生徒に伝えていただきました。常に笑顔で、話される姿に、生徒もがんばってみようという思いが湧いてきたと思っています。希望を持つことの大切さを学んだ時間でした。
宮子あずさ みやこあずさ
看護師 著述業
看護師という生き方―看護師は生きてきたように看護する
講師の宮子あずささんは、看護師歴40年近くのベテラン看護師で、現場の状況を率直に話す講演が好評です。これまで看護雑誌にも多く寄稿し、その名を目にしたことのある学生さんも多いのではないでしょうか。講演では、これまでの失敗談や患者さんとの素晴らしい出会いを、涙あり笑いありでお話します。受講した看護学生や現役の看護師の方々から、「勇気をもらえた」「初心を思い出し、改めて頑張ろうと思った」との感想をいただいています。
- 福祉・介護 モチベーション 男女共同参画 医療・福祉実務
主催者様からの声
受講者へのアンケートを実施したが、ほぼ全ての参加者が講演に対して満足の評価でありました。同じ看護師として講演内容に共感できるなどの意見が多く聞かれました。
望月美由紀 もちづきみゆき
スマイルナビゲーター うつ病家族支援アドバイザー
笑いの天使クラウンが贈る
笑顔を咲かせる4つのヒント
自身のうつ病体験から、笑いの重要性を再認識し、笑いの天使クラウン(道化師)として活動するようになった望月美由紀さん。すでに20年近く活動する中で、夫の入院と死をきっかけに、患者と看病を続ける家族にも「心からの笑顔」が必要だと感じたそうです。講演では、これまでの活動体験をもとに、笑いの重要性と、日常生活でも使える相手を笑顔にする方法をお伝えします。また、身近な人の死を体験した経験から、患者家族をサポートする方法についても考えていきます。
- メンタルヘルス 教育・青少年育成コミュニケーション文化・教養
主催者様からの声
お陰様で無事に開催出来ました。こちらが慣れない部分もある中、講師の望月さんには臨機応変に対応いただき、また卒業生に聞いてもらい感じてほしいことを分かりやすく適切にお話いただきました。本当に素晴らしい講師をご紹介いただきありがとうございました。
森 圭一郎 もりけいいちろう
シンガーソングライター、ホストマザー
トーク&コンサート「夢を追う事の大切さ」
本当の幸せとはなにか? 本当にやりたい事は何か? 多感な十代の学生時代に、そんな悩みを抱えた経験、だれしも一度はあるものです。講師の森 圭一郎さんは、やりたいこともなく暴走行為を繰り返していた16歳の時にバイク事故を起こし、車いす生活を余儀なくされました。自殺を考えたどん底の時期もありましたが、定時制高校で大好きな音楽と出会い、そこからプロのシンガーソングライターを目指します。回り道をしてやっと見つけた夢。不自由な車いす生活になってから、ようやく「本当の自由を手に入れた」と語る森さんの魂のメッセージをお聞きください!
- 音楽 人権・平和
主催者様からの声
来場された方々より、とても素晴らしい講演で訴えるものがしっかりと伝わってきたとお言葉をいただきました。トークもライブもとても素晴らしかったです。
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