近年の急激な少子化、都市化、情報化等の社会変化は、子どもたちの成長の過程にさまざまな影響を与えています。
核家族化の進行により、自宅での出産や親族との死別など「命」にふれる機会少なくなり、人の命のかけがえのなさを理解する機会が失われ、命を実感としてとらえる場が大変少なくなってきています。
加えて、ゲーム機を中心とした遊びが増え、仮想現実の世界に容易に入り込む事により、子どもたちの現実感覚が麻痺し、実感を伴わない死の感覚が命の軽視につながっているのではないかとも言われています。

こういった状況の中で、システムブレーンでは、温もりのある本当の「人との繋がり」「他の人を思いやる心」や「命のはかなさ、そして強さ」について、実体験を元に「心の声」を通して、伝えてくださる講師、講演テーマのご提案をさせていただきます。

■目次

渡部陽一   わたなべよういち

戦場カメラマン/ジャーナリスト

戦場の現場から祈りを捧ぐ
~命の大切さ 互いを愛し、敬いあうこと~

独特の話し方でお茶の間でも人気の戦場カメラマン・渡部陽一さん。1993年、大学在学中に訪れたアフリカのザイールを皮切りに、ユーゴスラビアコソボ内戦、チェチェン紛争、パレスチナ紛争、イラク紛争、アフリカ、スーダン、ダルフールなどさまざまな戦地で取材を行ってきました。これまでの戦地で撮影した現場の惨状画像を交えながら、戦争の悲惨さ、人間の残酷さを伝え、命の大切さについて考えていきます。

人権・平和

主催者様からの声

映像と熱意ある語りで多くの方が惹きこまれました。

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玉城ちはる  たまきちはる

シンガーソングライター
家族心理士・家族診断士

命の参観日

音楽活動の傍ら、アジア地域の留学生支援活動「ホストマザー」を10年間継続した経験を持つ玉城ちはるさん。その経験を基に、講演では、異文化コミュニケーションや世界平和をテーマにお話しをしています。また、大学生の頃に父が自殺した経験から、命の大切さ、自分を愛せるヒントもお伝えしています。ご自身が作詞作曲した歌とともに、「人と人の繋がり、絆、命」について問いかけます。

人権・平和教育・青少年育成

主催者様からの声

玉城さんのメッセージが明確で、子供たちに非常によく伝わった。

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鮎川ヒロアキ  あゆかわひろあき

心理カウンセラー

“生きる”を支え、寄り添うということ

精神疾患を抱える妻との結婚生活を機にメンタル心理カウンセラー、上級心理カウンセラー等の資格をとった元お笑い芸人の鮎川ヒロアキさん。ゲートキーパー(自殺のサインを見逃す、適切な対応をとる人)としての講演活動の傍ら、NPO法人「セーフティネットワークおおさか」にて中高年のひきこもりの相談員を務めています。本講演では、鮎川さんのこれまでの活動を通して、ひきこもりや自殺・孤独死等の問題を解決するために、家族や地域は何ができるのかを考えていきます。

人権・平和

主催者様からの声

自死という重いテーマながらも、ご自身の経験談をもとに人との向き合い方をアドバイスいただき、非常に説得力のある、自らを省みるきっかけをいただいた講演会だったと思います。

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大空幸星  おおぞらこうき

NPO法人あなたのいばしょ 理事長

「生きること」の大切さ

「信頼できる人に確実にアクセスできる社会の実現」と「望まない孤独の根絶」を目的にチャット相談窓口をおこなうNPO「あなたのいばしょ」を設立した大空幸星さん。自身も家族の離婚やネグレクトにより、生きることに疲れ果てたときに、学校の先生など周囲の大人が支援の手を差し伸べ、何とか自立できるようになりました。本講演では、頼る人が周囲におらず孤独の耐える人たちにどのような支援が必要なのか、共に考えていきます。

福祉・介護

主催者様からの声

講演終了後には、先生自らロビーに出て参加者の写真やサイン等にご対応いただき、参加者も感激していた様子でした。講演の内容も、参加者の心にとても響いたと思います。メモをとる方やうなずいて話を聞いておられる方を多数見かけました。

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ドリアン助川   どりあんすけがわ

明治学院大学 国際学部 教授
作家、歌手

生きることの、もうひとつの意味

ドリアン助川さんは、様々な著書を出かけ、その著書は映画化もされています。中でも、ハンセン病患者の差別や生き様を描いた小説『あん』は、河瀬直美監督により映画化され、2015年カンヌ国際映画祭のオープニングフィルムに選ばれました。本講演では、この著書『あん』の内容を中心に、ドリアン助川さんが放送作家、叫ぶ詩人の会、ラジオパーソナリティの活動を通じて出会った元ハンセン病患者の人々の話、そこから感じた生きることの意味について語ります。

文化・教養 人権・平和

主催者様からの声

深いテーマでしたが、参加者の心を捉え、益々多様化する時代を、どのように生きていったら良いかについての、ヒントとなる素晴らしい講演でした。皆さんに喜んでもらえた、推薦頂いて本当によかったです。

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尾木直樹  おぎなおき

教育評論家、法政大学名誉教授
東京都立図書館名誉館長
臨床教育研究所「虹」 所長

尾木ママの7つの人生力
~ありのままに今を輝かせる力~

「尾木ママ」の愛称で知られる教育評論家の尾木 直樹さん。優しく鋭いアドバイスが多くの悩める保護者や生徒の心をほぐしています。そんな尾木ママが、人生に何があってもそれを逆に活かしながら乗り越えてしまう力である「人生力」についてお話します。次々とやってくるピンチにも明るく元気に前を向き、ありのままに今を輝き続けるためのヒントをご自身の経験をもとにお伝えします。

文化・教養 教育・青少年育成 人権・平和

主催者様からの声

始終楽しい雰囲気で会場が笑い声に包まれていました。多様な年代の同窓生が参加されたことが良かったと思います。若い同窓生にとっては、もう少し表題の「教育と子育て」について具体的なお話が聞けたらさらによかったのではないかと思います。

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又野亜希子 またのあきこ

『ママの足は車イス』著者
元 幼稚園教諭
保育士

命の輝き
~車イスから見える世界ってけっこうステキ~

「ただただ、歩いている人が羨ましくて仕方なかった私。そんな私が車イスを自分の足として生活していることに気がつきました。車イスから見える世界はけっこう素敵です」。そう語るのは、幼稚園の通勤途中に交通事故に遭い、車イス生活を余儀なくされた『ママの足は車イス』著者、又野亜希子さんです。どん底の車イス生活から長女の出産、育児を通して見えてきた命の大切さ、生きている奇跡についてお話しします。

人権・平和

主催者様からの声

ご自身の厳しい体験を平易が言葉で、思いを込めて生徒に伝えていただきました。常に笑顔で、話される姿に、生徒もがんばってみようという思いが湧いてきたと思っています。希望を持つことの大切さを学んだ時間でした。

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落合恵子  おちあいけいこ

作家 クレヨンハウス主宰

自分を生きる
~それぞれが、それぞれの「色」に輝いて~

子ども・高齢者・女性等、社会構造的に声の小さい側に寄り添った作品を輩出しつづける社会派作家・落合恵子さん。落合さんのバックボーンは、シングルマザーであった母の言葉です。当時父のない子どもを産んだとして差別を受けていた母は、「どうした私を生んだの?」と聞く落合さんに対して、「あなたが生まれた日、「生まれてくれてありがとう」といったの。差別される側の人間に生まれたことを大切し、世の中の差別とちゃんと向き合える子になってほしい」と答えたそうです。それぞれの色が輝かせる未来にするため、多様性や命の大切さについて語ります。


人権・平和
福祉・介護 教育・青少年育成 男女共同参画

主催者様からの声

感動されて涙ぐんで帰られた方もおられるほど、素晴らしいお話を頂きました。

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入江 杏  いりえあん

文筆家
上智大学グリーフケア研究所非常勤講師

突然の別れと悲しみからの再生
~犯罪被害の現場から~

講師の入江杏さんは、2000年12月31日に東京都世田谷区で起きた一家家族4人殺害の被害者家族です。いまだに解決されないまま、一瞬にして奪われた尊い命。癒えない傷と向き合い、自分たちのように残された被害者の気持ちを代弁するべく、絵本『ずっとつながってるよーこぐまのミシュカのおはなしー』を出版しました。確かにそこにあったかけがいのない命、絶望の中で少しでも前向きに生きることの大切さについて、グリーフケアの観点からお話します。

人権・平和教育・青少年育成

主催者様からの声

悲しみとの向き合い方、前に進めるようになったきっかけ、悲しみを生きる力にかえる方法…生と死を考え抜いた自身の体験を語ってくださいました。犯罪被害者の人権について考えるきっかけを頂きました。

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清水浩司  しみずこうじ

作家、ライター、編集者

最愛の人を亡くした後のグリーフケアの必要性について

家族や友人など身近な人との死別を経験し、喪失感で立ち直れない人に寄り添い、サポートすることを「グリーフケア」といいます。講師の清水浩司さんも、がんを宣告された妻の闘病に寄り添い、死別を経験。それを文にすることで立ち上がることができました。その記憶は著書『夫婦フーフー日記』として残し、現在はその体験を講演で語っています。そんな清水さんが、ブリーフケアの重要性、大事な人の死を受け容れ、乗り越えることができたのか、体験をもとにお話しします。

福祉・介護
健康

主催者様からの声

患者の方のご家族の方など周りで支える方の大変さについて、貴重なお話をいただきまして、自らの立場に置き換えて考えてみた方もいたようで、心に残る内容となりました。

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宮子あずさ   みやこあずさ

看護師
著述業

看護師が見つめた人間が死ぬということ

看護士として20年以上命の現場を見つめてきた宮子あずささん。様々な生と死に向き合ってきた宮古さんは、「死はどんなに心の準備をしていたとしてもやはり唐突なものであり、後悔のない死はほとんどあり得ない」と語ります。いつかはだれにでも訪れる死について、体験談を交えてお話します。宮古さんが語る死生観は、「告発でも理想論でもない。病院の中のありのままの死」。死とは、生きるとは何なのか。これまでの人生を振り返り、新たな一歩を踏み出すきっかけとなる内容です。

福祉・介護
モチベーション 男女共同参画 医療・福祉実務

主催者様からの声

受講者へのアンケートを実施したが、ほぼ全ての参加者が講演に対して満足の評価であった。同じ看護師として講演内容に共感できるなどの意見が多く聞かれた。講演を目的に参加した参加者が多くいた。

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岩崎順子  いわさきじゅんこ

いのちの講演家
(公財)和歌山県人権啓発センター登録講師

子ども達の生きる力と絆
~いのちのメッセージ~

講師の岩崎順子さんは、自宅でガンだったご主人を3人の子どもたちとともに看取ったときに、命の存在について、頭ではなく五感で体験したそうです。大切な存在の喪失によって、「生きているのではなく生かされていたことに気づかさせれていった」と語ります。本講演ではそのときの経験をもとに、命の大切さ、自分を生かしている存在についてお話します。講演最後には、全ての命が愛されている存在であることを、グロッケンという楽器の音色に乗せてお伝えします。

人権・平和 教育・青少年育成 福祉・介護 メンタルヘルス

主催者様からの声

本心から「岩崎順子様にご依頼して良かった」と思えるご講演をして頂きました。子どもたちだけでなく、私たち教職員(大人)にとっても心に残り、学びを得る機会を頂戴しました。

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アグネス・チャン  あぐねすちゃん

歌手、エッセイスト、教育学博士

小さな命からの伝言

日本ユニセフ協会大使として世界各国を訪ね、過酷な状況の下でたくましく生きている子どもたちから多くのことを学んだアグネス・チャンさん。今でも1100万人が5歳になる前に亡くなり、1億2千万人が初等教育さえ受けられないという現実に、私たちは何ができるのか。「平和への一番の鍵は、お互いの違いを認め合い、尊重しあうこと」と語るアグネスさんが、21世紀をいかに生きるべきか、子どもの視点から現代社会に提言します。

教育・青少年育成 文化・教養 人権・平和 環境問題

主催者様からの声

講演会がとっても良かったとたくさんの方々からお褒めの言葉を頂きました。主催者としては、講演会終了時の大きな拍手が会場内の方々の思いや気持ちが伝わってきました。このときの感動は格別なものがありました。

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中野レイ子  なかのれいこ

元 丸亀市教育委員会 教育長
元 法務省矯正局所管少年院 院長

少年院の子どもたちとともに歩んで
一人ひとりかけがえのない大切ないのち

子どもたちが事件の被害者になったり、加害者になったりするニュースが後を絶えません。少年院や刑事施設(刑務所)で長年にわたり、入所した子どもたちの苦悩や更生を間近で見てきた経験から、犯罪に手を染めてしまった背景や更生までの支援についてお話します。「周囲の大人の適切な支援があれば非行や犯罪は起こらなかった」と語る講師とともに、家庭や学校、地域でできる支援や関わり方について考えていきます。

人権・平和 教育・青少年育成

主催者様からの声

罪を犯した青少年の根本を知ることができ、大変参考になると同時にどのように接したら良いか等までとてもわかりやすく話して頂けて、大変勉強になると思います。また、講演後の参加者からもとても良いお話だったという意見を多く聞くことができました。

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岸田敦子  きしだあつこ

保健師、助産師、カウンセラー、大学教員
元 病院副院長、医療コンサルタント

”あなたのいのちは、私のいのち”

講師の岸田敦子さんは、医療従事者として命に寄り添い、東日本大震災では援助活動を行ってきました。本講演では、被災地の子どもたちとブラジルへ行き、元サッカーブラジル代表と交流した経験などもおりまぜながら、自分が自分として生きることの大切さや生かされていることへの感謝、幸せとは何かについてお話しします。さまざまなグループワークで交えて、楽しみながら”いのち”を実感し、いのちの奇跡を知る内容です。

医療・福祉実務 教育・青少年育成 福祉・介護 安全管理・労働災害

主催者様からの声

生徒が自分の命について考えることができ、これから自分と周りの人の命を大切にしていきたい、という感想が多くみられました。思春期講演会として、人権的な内容も含み、命の大切さや人を思いやる気持ちなどを学ぶことができました。

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