松浦常夫 まつうらつねお
実践女子大学名誉教授 日本交通心理学会会長(第7代)
松浦常夫のプロフィール
経歴・職歴
科学警察研究所では交通安全研究室に配属され、運転者や歩行者の通常時と事故時の心理や行動を研究した。この間、専門官として警察庁交通局に2年間出向し、交通事故統計の分析を担当した。また、科学技術庁の在外研究員として英国交通省のTRRL研究所に1年間留学し、先進知識を得た。
実践女子大では教授として、心理学概論、行動科学、安全心理学、産業・組織心理学等の授業をおこない、ゼミで卒業論文の指導をする一方、科学論文も多く執筆した。この間、学会活動では日本交通心理学会で事務局長(9年間)と会長(3年間)を務め、日本応用心理学会では常任理事を6年間務めた。
社会活動としては内閣府、警察庁、国土交通省、および各省庁の関連団体で研究委員会の座長やメンバーとなって交通安全関係の仕事をした。マスコミ出演に関しては、NHKの「あさイチ」や「日曜討論」等に生出演した。また、NHKニュースや新聞・雑誌等でコメントや寄稿を多くおこなった。
著書
・ 初心運転者の心理学 (企業開発センター交通問題研究室, 2005)
・統計データが語る交通事故防止のヒント (東京法令出版, 2014)
・高齢ドライバーの安全心理学(東京大学出版会, 2017; 国際交通安全学会賞 著作部門)
・歩行者事故はなぜ起きるのか (東京大学出版会, 2020)
・高齢ドライバーの意識革命:安全ゆとり運転で事故防止(福村出版, 2022; 日本応用心理学会斎藤勇賞)
講演タイトル例
モチベーション 社員の行動を科学する
ある人に特有な無意識的な行動の理由や背景を探るのは難しいのですが、人に共通した無意識的行動や個人ごとの意図的行動は、心理学等の科学である程度は明らかにされています。社員の職場での行動というと経営学では...
プランへ移動健康 散歩のための歩行者学
散歩の話といえば、人気の散歩コースの紹介、運動効果の高い歩行の仕方、歩行の身体的・心理的効用、歩行時の観察ポイントといったテーマが多いと思います。一方、私のテーマは歩行を人間の日々の行動の1つとして、...
プランへ移動安全管理・労働災害 高齢ドライバーの事故と対策
前期高齢者(75歳未満)までは、安全でゆとりある運転をすることによって運転を継続できることを、事故統計や運転行動などのデータを用いて伝えます。しかし、高齢ドライバーは高齢ゆえのリスクがあることも事実で...
プランへ移動安全管理・労働災害 企業の交通事故防止対策
企業が社員の起こす交通事故を防止するのは、社員のため、企業・株主のため、想定される被害者・地域のためです。事故防止をいかに実現するかですが、それは精神論ではなく、企業経営の1つとして考えるべきです。た...
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- 朝日新聞メディアラボ主催の公開シンポジウム
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著書・著作紹介
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