田中真知 たなかまち
作家 翻訳家 元立教大学講師
田中真知のプロフィール
■経歴
1960年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。
科学雑誌のライターを経て、1990年から8年にわたってエジプトに滞在。アフリカや中東諸国を取材旅行し、旅や異文化コミュニケーションをテーマにした『アフリカ旅物語』(凱風社)『ある夜、ピラミッドで』(旅行人)『孤独な鳥はやさしくうたう』(旅行人)『美しいをさがす旅にでよう』(白水社)『旅立つには最高の日』(三省堂)など多くの著作を発表。
著作の一部は、2013年度より以下の中学、高校の教科書に採用され、大学、高校、中学の国語入試問題としても数多く出題されている。
・「黄金の扇風機」東京書籍中学教科書「新しい国語」
・「ありのままの世界は見えない」三省堂高等学校「国語総合」現代文
・『美しいをさがす旅にでよう』第一学習社高等学校「現代文B」
・「おまえはやって来た」大修館高等学校「国語総合」現代文
アフリカ最奥部のジャングルを流れる大河、コンゴ河を丸木舟などで下る旅を綴った著書『たまたまザイール、またコンゴ』(偕成社)で、2015年、第一回斎藤茂太賞特別賞を受賞。
2019年から2022年まで立教大学で講師を務め、地球時代のコミュニケーションのありかたについて講ずる。学生からの評価がきわめて高かった授業として2021年度「立教大学教育活動特別賞」を受賞。
2022年に桐光学園で行った講演「「わからない」旅にでよう」は、『高校生と考える21世紀の突破口』(桐光学園大学訪問授業)(左右社)に収録された。
2023年4月より立教大学観光研究所研究員。
2023年8月には「生きづらさ」について高校生向けに論じた『風をとおすレッスン』(創元社)を刊行。
講演タイトル例
国際化・グローバル ●わからない旅に出よう
「アフリカの最奥部から日本を考える」 アフリカ中央部の密林を走るコンゴ河、物理的にも心理的にも日本からもっと遠いといっても過言ではないこの土地を旅することで、かえって日本が見えてきた。先の見えない時代...
プランへ移動人権・平和 ●身近な異文化との付き合い方
移民が増え、異なる文化をもった人たちとの付き合いが増えている。異なる価値観をもっと人たちと、どのように共存すればいいのかが問われる中、そもそも異文化とはなにか、を問う。あなたにとって、どこまでが自文化...
プランへ移動コミュニケーション ●会話から対話へ
ひとの悩みでいちばん大きいのは人間関係だといわれる。一方で、人生の幸福をなしているもっとも大きな要素もまた人間関係だといわれている。なぜ人間関係がぎくしゃくしてしまうのか、どうすれば風通しのよいものに...
プランへ移動教育・青少年育成 ●自分とつながる文章教室
いい文章とはなにか。それは飾り立てた文章でもなければ、論理がスッキリととおった文章でもない。だいじなことは自分の気持の輪郭に沿った言葉を見つけることだ。わからないこと、あいまいなことを、わかったつもり...
プランへ移動教育・青少年育成 ●「大人になる」とはどういうことか
年を重ねることと、「大人になる」ことはちがう。大人とはいったい何なのか。世の中が大きく変わり、大人の権威が失われているいま、大人であることの意味を、世界のさまざまな大人像をとりあげつつ問い直す。 子...
プランへ移動文化・教養 ●言葉と呪い
ひとはだれでも呪われている、といったら、びっくりされるだろう。その呪いをかけているのは、ほかならぬ自分自身だといったら、さらにびっくりするかもしれない。伝統社会における呪いの事例から、ネット社会、AI...
プランへ移動意識改革 ●毒と薬の人間学
毒と薬は正反対のものと思われているが、実は両者の間に科学的にちがいはない。毒はとされているものも扱い方次第で薬になるし、薬も過剰に慣れば毒になる。毒を活用することによって人間は進化を遂げてきた。自然界...
プランへ移動著書・著作紹介
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- 風をとおすレッスン: 人と人のあいだ (シリーズ「あいだで考える」)|(2023-08-10)
- 孤独な鳥はやさしくうたう|(2008-07-10)
- たまたまザイール、またコンゴ|(2015-06-17)
- 増補 へんな毒 すごい毒 (ちくま文庫 た 81-1)|(2016-11-09)
- 毒薬 (ぶんか社文庫 た 7-1 ズバリ図解)|(2008-09-05)
- 旅立つには最高の日|(2021-06-23)
- ひとはどこまで記憶できるのか ―すごい記憶の法則― 知りたい!サイエンス|
- ある夜、ピラミッドで|(2000-07-17)
- 理想郷シャンバラ: チベット奥地にひそむ賢者の国 (学研ポケットム-・シリ-ズ)|