田辺鶴瑛 たなべかくえい
講談師

実体験(実母・義理母・義理父の介護)を基に、介護問題をテーマとした創作講談で人気の女流講談師。子育てが一段落した90年、田辺一鶴に入門したという変わりダネ。介護者の立場に寄り添った内容は、「共感できるところが多い」「説得力があり介護に対する考え方が変わった」などの声が寄せられている。
田辺鶴瑛のプロフィール
■職歴・経歴
1956年北海道函館市生まれ。
地元幼稚園、小、中、高校、札幌藤女子短大卒業。
短大在学中の74年、母親が病に倒れ付き添い介護をすることになる。短大は恩師の情けで卒業。
78年1月母の死去で介護より解放後、虚脱感から横尾忠則さんの本などの感化でインドへ。
半年インド各地を放浪する。帰国後上京、絵画、陶芸、彫刻製作。グループ展で現在の夫と知り合い結婚出産、子育て、夫の母の介護(87年3月入院、90年9月逝去)など家事に専念。
90年 突然髭のおじさん、田辺一鶴が夢に登場、幼少の頃のテレビの影響か?不思議に思っていたところ新聞に「一鶴講談修羅場塾」とあり、何かの縁を尋ね初めて講談、修羅場を聴き、これぞ天職と入門。
同年11月師匠より田辺あか美と名付けられ見習いとなる。
91年5月前座。95年二つ目昇進、田辺鶴英(2008年10月より「田辺鶴瑛」)となる。
迫力あふれる講演は、聴く者の心に響く。
介護講談自主上映作品がロスアンゼルスフイルムドキュメンタリフエステバルで大賞。
新作講談作ります。 下諏訪に伝わる唐糸伝説 越生武州一揆 飯能武州一揆他多数
■著書
『ふまじめ介護―涙と笑いの修羅場講談』(主婦と生活社)
講演実績
弊社での実績
会合名 | 地域 開催時期 |
主催窓口 |
---|---|---|
社会福祉大会
<受講者への貢献> . | 北海道 2020/11月 |
医療・福祉 |
福祉講演会
<受講者への貢献> 観客の方々も「とても良かったです」とおっしゃってく…. | 静岡県 2019/10月 |
医療・福祉 |
講演タイトル例
福祉・介護
鶴瑛の介護講談
ほっとけ 心でアッパレ介護
実母、義母の介護体験から、安心して老いる方法、その秘訣を伝授する講談。 介護は女の仕事という古い考えの男性に、良い薬になる話しです。 親の介護をひとりで抱え込むと、自分も倒れてしまうという悲劇が待っ...
プランへ移動福祉・介護
鶴瑛のボランティア講談
ボランティアしてるつもりがしてもらい
脳性麻痺のご夫婦と学生ボランティアのものがたり。 明るく強い心を持って生き抜く、「かほる」さんと、学生ボランティア60人の交流を通し、人として支え合うことの、尊さ、ありがたさを描いた講談。 笑いなが...
プランへ移動安全管理・労働災害
人生廻り舞台、ボケさまざま
ボケさんは、自然の恵みありがたや
ボケさんになってもそれが、なんでもない普通の当たり前のことで、本人も周りそれを楽しむようなこころのゆとりが得られるような「甘井もも子」さんのお話です。 ボケ老人をかかえる家族の会の会員の体験を、講談に...
プランへ移動著書・著作紹介
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- ふまじめ介護 ゆうゆう流|(2011-04-22)
- ふまじめ介護―涙と笑いの修羅場講談|(2008-11T)
スタッフからのコメント
「介護漫談」という独自のスタイルで、自らの介護体験をユーモアを交えながら語ります。聴講者に合わせた演出も講談師ならでは。実際に介護の問題を抱えている方に元気を与える講演です。
主な講演タイトルに「鶴瑛の介護講談 ほっとけ 心でアッパレ介護」「介護を明るく前向きに~2人の母を看取って」など。
聴講者からは「机上論でない体験談で説得力があり、介護に対する考え方を変えてくれる内容だった」「若年層から高齢者層まで幅広い参加者に広く受け入れられる」「元気と勇気をもらった」など。講演終了後に設けられた懇談会では、堰を切ったように体験談が飛び出す場面もあり、介護者の視点から共感できるところが多いと好評を得ています。(企画室よりのコメント)