野口 健 のぐちけん
アルピニスト
1999年 エベレストの登頂に成功し、7大陸最高峰世界最年少登頂記録を25歳で樹立。2000年からはエベレストや富士山での清掃活動を開始。全国の小中学生を主な対象とした「野口健・環境学校」を開校。環境問題への取り組みや、災害時の避難所のあり方についても提言を続けている。
野口 健のプロフィール
■職歴・経歴
1973年アメリカ・ボストンで生まれる。
父が外交官であったためニューヨーク、サウジアラビアで幼少時代を過ごし、4歳の時にはじめて日本の地を踏む。その後、中学・高校は英国立教学院に入学。しかし先輩を殴り、1ヶ月の停学処分を受ける。停学中に日本へ帰国し、一人旅に出た際、植村直己の「青春を山に賭けて」に出会い、登山を始める。
1999年3度目の挑戦でエベレストの登頂に成功。10年の歳月をかけて7大陸最高峰世界最年少登頂記録を25歳で樹立。2000年より、「エベレスト清掃登山」「富士山清掃登山」を精力的に行っている。
2001年 「シェルパ基金」設立し、ヒマラヤ登山で遺児となった子どもたちの教育資金の提供を開始。
2003年 次世代の環境問題を担っていく人材育成のため「野口健環境学校」を開校。
2008年 ネパール・サマ村の子どもたちのために学校を作るプロジェクト「マナスル基金」を設立。
2010年 「センカクモグラを守る会」を設立し、生物多様性の価値と保全の緊急性を訴えている。
2015年4月、ネパール滞在中に大地震に遭遇。エベレスト街道の村々を歩いて調査し、その被害のあまりの大きさに心を痛める。すぐさまヒマラヤ復興支援を決意、「ヒマラヤ大震災基金」を立ち上げる。
2016年4月 熊本地震が発生。避難所に入れず車中泊を余儀なくされた人々にエコノミークラス症候群の危険も迫る中、テントの支援を決意。「熊本地震テントプロジェクト」を立ち上げる。多くのボランティアの協力を得ながら、熊本県益城町にテント村を開設した。国交省などからの視察も受け、専門家からも「被災地のモデルケース」との評価を得た。
■著書
『登り続ける、ということ。―山を登る学校を建てる災害とたたかう』(学研プラス)
『震災が起きた後で死なないために―「避難所にテント村」という選択肢』(PHP研究所)
『写真集 ヒマラヤに捧ぐ』(集英社インターナショナル)
『世界遺産にされて富士山は泣いている』(PHP新書)
『写真集 野口健が見た世界 INTO the WORLD』(集英社インターナショナル)
『それでも僕は「現場」に行く』(PHP研究所)
『確かに生きる ― 落ちこぼれたら這い上がればいい』(集英社)
『自然と国家と人間と』(日本経済新聞出版社)
『富士山を汚すのは誰か―清掃登山と環境問題』(角川書店)
『確かに生きる~10代へのメッセージ~』(クリタ舎)
『あきらめないこと、それが冒険だ』(学習研究社/第53回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)『落ちこぼれてエベレスト』(集英社)
他多数
講演実績
弊社での実績
会合名 | 地域 | 主催窓口 |
---|---|---|
記念講演会
<受講者への貢献> 自身の体験も含め、命の大切さ、地球環境についてなど…. | 広島県 | その他公的団体 |
講演会
<受講者への貢献> たいへん感銘を受けた。新しいことにチャレンジしよう…. | 大阪府 | 製造業 |
文化講演会
<受講者への貢献> とても良かった。人柄もサービス精神旺盛でとても良か…. | 山形県 | 代理店 |
労組セミナー
<受講者への貢献> 好評でした!熱心に話してくださり、予定よりも時間オ…. | 石川県 | 労組 |
講演タイトル例
教育・青少年育成 あきらめないこと、それが冒険だ
小学校で受けたいじめの経験や、勉強が苦手で落ちこぼれだった中高生時代。本で出会った山の世界。何度も失敗したエベレストの話や、ネパールの学校の状況などお話しします。 いじめられっ子だった小学時代、勉強が...
プランへ移動モチベーション
目標を持って生きることのすばらしさ
~モチベーションを持ち続けるためには~
国内外の登山活動や環境活動などにおいて必要なことは、チームをまとめる調整能力、リーダーシップ。 また、何度も失敗をしたり、行き詰まったりしながらも、モチベーションを保つために必要なことを、山での経験な...
プランへ移動その他ビジネストピック
ネパールでの活動から学んだこと
~私にとってのSDGs~
登山を通して交流をもったネパールの村人たち。 山岳地帯の村では、識字率も低く、まだまだ、教育環境も整っていません。 そんな村での教育支援活動から始まった活動。 その後の森林再生や農業支援など、彼らの雇...
プランへ移動防災・防犯
災害を生き抜くために
~テント村という選択肢~
東日本大震災、ネパール大地震、熊本地震での支援活動を通して、災害に対して日頃からどう備えれば良いのかを考えました。。 災害対策を通して感じた、災害に強い人間作りなどお話しします。 東日本大震災「寝袋支...
プランへ移動環境問題
富士山から日本を変える
~山から学んだ環境問題~
エベレストや富士山を通して学んだ環境問題。 活動を多くの人に伝え、続けていくために必要なことを、実体験を通してお話します。 また、森林再生活動や教育支援活動など、SDGsとつながるネパールでの活動につ...
プランへ移動教育・青少年育成 私の分岐点
小学校で受けたいじめの経験や、勉強が苦手で落ちこぼれだった中高生時代。本で出会った山の世界。 エベレストの経験から考えた「生」と「死」や、山から学んだ環境問題、教育支援活動など、自分の体験を通してお話...
プランへ移動著書・著作紹介
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- 震災が起きた後で死なないために 「避難所にテント村」という選択肢 (PHP新書)|(2017-04-14)
- 確かに生きる 落ちこぼれたら這い上がればいい (集英社文庫)|(2009-06-26)
- 落ちこぼれてエベレスト (集英社文庫)|(2003-01-17)
- 写真集 野口健が見た世界|(2013-07-05)
- これがあなたのターニングポイントになる-脳と魂の不思議なしくみ|(2016-03-18)
- 100万回のコンチクショー (集英社文庫)|(2004-05-20)
- 世界遺産にされて富士山は泣いている (PHP新書)|(2014-06-14)
- あきらめないこと、それが冒険だ: エベレストに登るのも冒険、ゴミ拾いも冒険! (ヒューマン・ノンフィクション)|(2006-06-01)